ロシア、ウクライナ南部のガス施設攻撃 冬季備蓄に打撃
8月6日、ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は、南部オデーサ州のガス関連施設をロシア軍が攻撃し、冬季への備えに打撃を与えたと述べた。7月10日、ローマで撮影(2025年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)
[キーウ 6日 ロイター] - ウクライナ当局は6日、ロシアが南部オデーサ州のガス関連施設を攻撃し、冬季への備えに打撃を与えたと明らかにした。
ゼレンスキー大統領によると、攻撃を受けたのはルーマニアとの国境に位置する集落のガス施設。この集落には、ウクライナがトランスバルカン・パイプライン経由で天然ガスを受け取る中継施設がある。ゼレンスキー氏はテレグラムで「これは暖房シーズンへの準備を標的とした意図的かつ冷酷な攻撃だ」と非難した。
ロシアのタス通信は、国防省がウクライナのガス輸送施設への攻撃を確認したと報じた。
ウクライナのエネルギー省は声明で、攻撃を受けたのはトランスバルカン・ガスパイプラインによりギリシャとウクライナを結ぶルートの一部と発表した。
ウクライナは今年、ロシアのミサイル攻撃により国内のガス生産能力が大幅に損なわれ、深刻なガス不足に直面している。
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