【まるでWindows?】Zorin OSはWindowsに代わる選択肢になり得る?主な特長と欠点とは
Zorin OSを初めて起動した多くの人が驚くのが、その見た目。画面下部にあるタスクバー、スタートメニュー、システムトレイの配置、そしてアイコンのデザインに至るまで、そのユーザーインターフェースはWindowsに酷似しています。 この馴染みあるデザインにより、Windowsユーザーは使い方を新しく学ぶ必要がなく、これまで通りの感覚でPCを操作し始めることができます。さらに、「Zorin Appearance」というツールを使えば、デスクトップのレイアウトをWindows 11風からmacOS風、あるいは伝統的なWindows 7風など、クリック一つで簡単に変更することも可能です。 加えて長期的な利用にも対応しています。最新のZorin OS 18も、安定性に定評のあるUbuntuの長期サポート(LTS)版をベースとしており、2029年までの長期的なセキュリティアップデートが保証されています。 つまり、一度インストールすれば、長期間にわたって安心して使い続けることができます。 ■Windowsアプリ・サービスとの高い互換性
「LinuxではWindowsのソフトが使えない」というのは、もはや過去の話になりつつあります。Zorin OSでは「Wine」という互換レイヤーを利用してWindowsアプリを実行できます。 さらにZorin OS 18では、Webサービスとの連携が大きく強化。新たに搭載された「Web Apps」ツールは、Webサービスをローカルアプリケーションのような体験で操作できるようになりました。Microsoft 365のOfficeアプリケーション群やGoogle Workspace、Adobe Creative Cloudの各種ツールといったクラウドサービスが、従来のデスクトップソフトウェアと同様にスタートメニューから起動でき、独立したウィンドウで動作します。 また、Microsoft 365ユーザー向けにOneDriveファイル連携機能も導入されました。システム設定のオンラインアカウント項目からMicrosoft 365認証を完了することで、ファイル管理ツール上でクラウドストレージ内のドキュメントを直接操作できるようになります。なおベータ版段階では、一部の環境で認証時にエラーが発生する可能性があり、正式版での改善が期待されています。 ■Zorin OSはWindowsの代替となり得る?どんな人におすすめ?