BAY」刷新 96店集結の新・北館を見てきた
三井不動産は、10月31日にグランドオープンする「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」I期エリアの内覧会を実施した。同エリア内には全96店舗が出店し、また計38店舗の大型フードゾーンが誕生する。
ららぽーとTOKYO-BAYは、1981年4月にららぽーと1号店として開業(開業当時の名称は「ららぽーと船橋ショッピングセンター」)した商業施設。所在地は千葉県船橋市浜町2-1-1で、最寄駅はJR京葉線・武蔵野線 南船橋駅、京成本線 船橋競馬場駅。
施設は南館、西館、北館、North Gateで構成される。North Gateは「ビビット南船橋」の名称だったが、北館I期エリアの開業にあわせて改称。館内も一部リニューアルを行なう。
北館建替え計画は、I期・II期の段階に分けて進められており、今回のI期エリアは2階建てから3階建てに増床。関東初出店3店舗、千葉県初出店26店舗を含む全96店舗がオープンする。II期の開業時期、店舗数は未定。
北館I期エリアの3階にはフードコート20店舗、レストラン18店舗が集積した大型フードゾーンを展開する。
フードコートの席数は1,400席で、ららぽーとTOKYO-BAY全体のフードコートの席数は合計2,500席となる。北館I期エリアでは子供連れも利用しやすいよう、小上がり席やキッズスペースを完備したファミリーゾーンを設け、20店舗のうち10店舗にてキッズメニューを用意する。
プロジェクターやデジタルサイネージ、スピーカーも備えており、スポーツ・エンターテインメントと連携したイベントを計画している。
店舗は、博多一双のセカンドブランドで関東初出店となる「Hakata Ramen Issou nossi」や、24年12月に関東進出を果たし話題となった北九州発の「資さんうどん」などが出店する。そのほか千葉県初出店が、ハンバーグ「極味や」、中華料理「さわだ飯店」、「らぁ麺 すぎ本」など11店舗ある。
レストランゾーンには、街灯や連続するアーチによって港町を連想させるデザインを施している。関東初出店が「焼肉利久」、「牛かつ ふたば亭」の2店舗、千葉県初出店が洋風カフェ「Miss pretty woman」、魚料理「釣船茶屋ざうお」、スペイン料理「セルベサJPN 」など8店舗。また、3階にはベビースペースが設置されている。
1階と2階はアパレルやスポーツ・アウトドア、ペット、自転車など物販店舗が中心で、飲食店やサービス店舗も設置。三井不動産は、千葉県初出店でありカフェも併設する「RHC Ron Herman/RHC CAFE」、同じく千葉県初出店の香港点心専門店「ティム・ホー・ワン」を注目店舗に挙げている。
そのほか大型店舗は、1階に「SUPER SPORTS XEBIO/L-Breath/X'tyle」、2階に「ジーユー」、「H&M」、「NIKE」などがある。また2階のH&M出店エリアの近くの壁に、南船橋の歴史アートが描かれている。
北館I期エリアの北側エントランス前には「港の広場」を設置。南館でもファミリー向け屋内パーク「FUN VILLAGE」や乳幼児が無料で遊べる「こどものひろば」を展開するなど、子供の遊び場を拡充した。
北館と南館の間を通る「ハーバー通り」については、1階店舗前テラス席周辺を整備し、幅員を2倍に拡幅した。
三井不動産は1970年から、現在ららぽーとTOKYO-BAYがあるエリアに立地していた「船橋ヘルスセンター」を運営していた。90年代には南船橋エリアで「ららぽーとスキードーム SSAWS(ザウス)」を展開するなど、古くから関わってきた場所となっている。近年では、23年11月に駅直結商業施設「ららテラスTOKYO-BAY」、24年4月に1万人収容の「ららアリーナTOKYO-BAY」をオープンした。
1981年に開業したららぽーとTOKYO-BAYは、リニューアルや増床を重ねており、今回が19回目のリニューアルとなる。
北館建替え計画II期では、約600店舗にさらに拡大し、売上高を1,100億円とすることを目標に掲げている。
また、ららアリーナ開業後は、スポーツやエンターテインメントとのコラボレーション企画などを展開。売上増などの効果が表れていることから、今後も連携の強化、「感動のある街づくり」を推進する。
連携強化の一環として、ららぽーと・ららアリーナの間にブリッジを新設し、10月29日に開通した。