米国務長官、シリア制裁解除を擁護 「暫定政権に崩壊の恐れ」

米国のルビオ国務長官は20日、シリア情勢について、数週間以内に暫定政権が崩壊し、本格的な内戦が勃発する恐れがあると述べ、トランプ大統領による対シリア制裁解除とシリア暫定政権との交渉開始の決定を擁護した。写真は同日、上院外交委員会の公聴会で撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 20日 ロイター] - 米国のルビオ国務長官は20日、シリア情勢について、数週間以内に暫定政権が崩壊し、本格的な内戦が勃発する恐れがあると述べ、トランプ大統領による対シリア制裁解除とシリア暫定政権との交渉開始の決定を擁護した。

ルビオ長官は上院外交委員会で「シリア暫定政権が直面している課題を踏まえると、暫定政権が数週間以内に崩壊し、大規模な内戦が勃発し、国が分裂する恐れがある」と述べた。

トランプ大統領は13日、訪問先のサウジアラビアで対シリア制裁の解除を表明。翌日にシリアのシャラア暫定大統領と会談した。

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