【○虎将トーク】阪神・藤川監督、球団初の前半戦G戦勝ち越し「残った数字を気にしている余裕はない」「揺れ動きのないゲームにはできた」

勝利のハイタッチを交わす阪神ナイン=東京ドーム(撮影・中井誠)

(セ・リーグ、巨人1ー2阪神、17回戦、阪神13勝4敗、20日、東京D)阪神が対戦成績を13勝4敗とし、8試合を残して、球団初の球宴前巨人戦勝ち越しを決めた。「6番・遊撃」小幡竜平内野手(24)が二回、2024年3月31日巨人戦(東京D)以来、通算3本目の本塁打で先制。四回1死満塁では右犠飛で2点目を追加した。無安打ながら4四球1死球のジョン・デュプランティエ投手(31)は3回62球で降板。岩貞祐太投手(33)は1点を奪われたが湯浅京己投手(26)が五回から2回無失点。七回は及川雅貴投手(24)、八回の石井大智投手(27)は31戦連続無失点で岩崎優投手(34)は22S目(2敗)を挙げた。巨人戦勝ち越しは23年以来。12勝12敗1分の24年を挟んで、21年から5年連続負け越しなし。貯金19は最多タイで巨人とは11差。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=53勝34敗2分、観衆=4万2360人)。

★テレビインタビュー編

ーータフなゲームを勝ち切った

「そうですね。今日は、あまり揺れ動きのないゲームにはできたと思うので、昨日よりも少し良かったかなと思います」

ーー小幡が全得点

「最近は飛距離が伸びてきていて、甲子園でも惜しい当たりがあったり、スイングを変えることなくきたので、東京ドームにきて、スタンドまで届いたというところでは、さらに成長してほしいなと思いますね」

ーーデュプランティエは三回で交代

「前半戦、本当に頑張ってくれてですね。最後の登板以外、一番直近は100球(12日ヤクルト戦=92球)を超えてないですけど、前回3回が全て100球オーバーで懸念はしていたんですけど、本人の中でも疲労があったので、スパッと交代して、特に大きな故障ではないです」

ーー湯浅、及川、石井、岩崎は連投

「誰か1人が、1イニングで投球数を少なければ複数イニングいけると思っていますから、計算通りと言いますか、みんなが健康であることが担保されているからこそできる継投」

ーー球団初の前半戦での巨人戦勝ち越し

「特に。大事な対戦カードと思ってやらせていただいているので、勝った負けたは、関西のタイガースファンと東京の巨人というところで、入り乱れて勝負するということですから、また明日も同じ気持ちでやる。残った数字を気にしている余裕はないかなと思います」

★囲み編

ーー四回からの早めの継投は想定して

「三回もいってくれたので十分ですね」

ーー3連戦前から言っていたリリーフの準備が整った形で臨めている

「まだもう少しだね。まだもう少し」

ーー21日もあるというところで

「シーズン全体。今日のゲームでどうこうということはないですね。まだまだ後半戦に向けて作り上げていくところだと思います」

ーー2点リードで、確実に取りに行くと

「普通ですよ。普通のことだと思います」

ーー揺れ動きがないと

「出て行ったリリーバーたちが仕事をしてくれると、それは揺れないし、攻撃の方も大きな動きがなかったんですけど、どちらかに流れを待つという感じですけど、まあまあというところで、という感じですね」

ーー石井、岩崎を中日戦で温存できたことが生きた

「中日戦の場合はそこまでの登板数が多かったので、その日を休養日に充てていたわけで。この日を迎えるためではないんですね。これまでの登板で故障の確率が上がるということで休んでいますから。先のゲームに向けて休んでいるということはあまりないですね。登板が続いているからこそ、休養日が必要だと考えているので。次の試合があるから休ませるというのはないですね」

ーー彼らがいるから、こういう戦い方ができる

「健康であること、コンディション良くやってくれていますから。デュプランティエがこれで少し休んでコンディションをまた上げてね、後半戦に備えてやってくれたらなと思いますね」

ーー巨人戦は1点差をモノにするゲームが多い。競り合いに勝てている

「どうなんですかね。また明日からわからないですからね」

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