エーザイ、26年3月期の営業益微増の見通し 米関税対応で供給網強化
エーザイは15日、2026年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比0.2%増の545億円となる見通しだと発表した。写真は同社のロゴ。都内で2018年3月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 15日 ロイター] - エーザイ(4523.T), opens new tabは15日、2026年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比0.2%増の545億円となる見通しだと発表した。米国の関税措置については「地政学的・経済的な不確実性の高まりが懸念される」と想定。地政学的リスクに備え、原材料の多様な調達と複数工場での製造を含むサプライチェーンの整備に取り組んでいるという。
IBESがまとめたアナリスト14人のコンセンサス予想の平均値は639億円だった。
通期の配当予想は1株160円で、前期と同水準。想定為替レートは1ドル=148円、1ユーロ=157円とした。24年度末はドル149.52円、ユーロ162.08円だった。
25年3月期の連結営業利益は同1.8%増の543億円で、会社計画の535億円を上回った。
米国の関税措置に備え、エーザイと米バイオジェン(BIIB.O), opens new tabが原薬の生産を米国に移管すると一部で報じられている。報道に関連し、サプライチェーン戦略を担う小阪光生執行役は「原薬製造のライン立ち上げの投資はない。既存のラインを活用するため、ライン立ち上げによる原価増は一切ない」と述べた。
トランプ米大統領は医薬品に対して関税をかける方針を示しており、日経新聞は14日、両社がアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の原料の生産を一部米国に移管すると報じていた。
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