“世界のどの上演版より面白い”、松尾スズキ×間宮祥太朗が自信「カッコーの巣の上で」開幕(舞台写真8枚 / コメントあり)

2026年6月7日 23:35 3 ステージナタリー編集部

間宮祥太朗が主演を務め、松尾スズキが演出を手がけるPARCO PRODUCE2026「カッコーの巣の上で」が、本日6月7日に東京・PARCO劇場で開幕した。

「カッコーの巣の上で」は、1960年代の精神病院を舞台に、人間の尊厳と社会の不条理を描いたケン・キージーの小説で、1975年にジャック・ニコルソン主演で映画化された。舞台版は1963年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで上演され、日本では1978年にパルコ・劇団四季提携公演として初演された。今回の上演版では、オレゴン州立精神病院に入院してきた型破りなアウトロー、ランドル・P・マクマーフィー役を間宮が演じる。そのほかのキャストには、吃音持ちの気弱な青年患者ビリー役の坂東龍汰、精神病院の患者たちを監視・統制している看護婦長ラチェッド役の江口のりこ、ラチェッドの言いなりで優柔不断な医師スパイビィ役の皆川猿時らが名を連ねている。

開幕に際し、本作で松尾と2度目のタッグを組む間宮は「出演のお話をいただいた時に、松尾さんが『カッコーの巣の上で』を演出するなんて絶対に面白いだろうなと思いましたが、それは稽古期間からゲネプロをやってきても変わらず、むしろこれからどんどん面白くなると思います。期待と自信をもってこの作品に挑めています。観に来てくださる方が感じることは人それぞれ違うと思いますが、とにかく楽しんでいただいて、この舞台で描かれている、原作にあるスピリットを感じて帰っていただければ、すごく良い演劇体験になるのではないかと思います」とコメント。

松尾は「今回、実力者が集まってくれたので、最初の本読みから既に出来上がっていて非常に頼りになりました。普段あまりやることのない舞台美術1セットのみで展開していて、役者の演技がとことん楽しめる舞台になりました。そういった部分では今までの松尾とは違うかもしれません。世界のどこでやっている『カッコーの巣の上で』よりも面白い作品になったと自信があります。ぜひ劇場にお越しください」と呼びかけた。

上演時間は休憩含む約3時間で、東京公演は6月29日まで。その後、本作は7月4・5日に愛媛・愛媛県県民文化会館 メインホール、10日から13日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、18・19日に福岡・J:COM北九州芸術劇場 大ホール、24日から26日まで宮城・仙台銀行ホール イズミティ21(仙台市泉文化創造センター) 大ホールを巡る。

間宮祥太朗 コメント

松尾さんとはご一緒させていただくのが2回目なので、今回の「カッコーの巣の上で」の台本を読んでいるときは、前回よりも松尾さんの台詞として頭に入ってくることが多くて、相変わらず演出される1つひとつが面白いです。また、前回はコロナ禍で制限された中での稽古でしたが、今回はカンパニーの皆でカードゲームをやって盛り上がったりとすごく楽しい稽古場でした。この作品は過去にたくさん上演されてきているので、こうして自分も携われるのはすごく有難いことですし、誇りに感じています。出演のお話をいただいた時に、松尾さんが「カッコーの巣の上で」を演出するなんて絶対に面白いだろうなと思いましたが、それは稽古期間からゲネプロをやってきても変わらず、むしろこれからどんどん面白くなると思います。期待と自信をもってこの作品に挑めています。

観に来てくださる方が感じることは人それぞれ違うと思いますが、とにかく楽しんでいただいて、この舞台で描かれている、原作にあるスピリットを感じて帰っていただければ、すごく良い演劇体験になるのではないかと思います。ぜひ楽しんでください。

江口のりこ コメント

いよいよ初日を迎え、すごくドキドキしています。また松尾さんとご一緒出来て本当に嬉しく思っています。松尾さんはとても優しい方ですが、私にとってはどこか怖い演出家さんというイメージがあり、眼差しが鋭くて怖いときもありますが、こちらがある程度できるようになるまで見守ってくれる部分もあり、大きな優しさがある方だなと思いました。何年か前に「カッコーの巣の上で」の舞台を観ました。面白かったのですが、今私たちがやっている方がものすごく面白いです。本当にそう思ってます。音楽も素敵ですし、舞台美術も衣裳も良いし、役者の皆さんも面白くて、やればやるほど新たなことを見つけていって、どんどん面白くなっていくだろうなと感じています。

東京公演は有難いことにチケットが残り少ないですが、地方も何か所か回るので、旅行も兼ねて地方に観に来ていただけたら嬉しいなと思います。

坂東龍汰 コメント

「カッコーの巣の上で」はとても有名な作品なので、今回素晴らしいキャストの皆さんと松尾スズキさんの演出の中に、ビリーとして僕がどう立っていられるかなということを日々考えながらやってきました。僕の演じるビリーは自由と規律の間で揺れて立ち続けることができなくなってしまうという、ひとつ象徴的なキャラクターでもあるので、皆さんのお芝居をしっかりと感じながら演じられるように頑張っています。演出の松尾さんとは今回が初めましてでしたが、僕が出てないシーンで松尾さんを観察できる時間がありまして、演出をされている時の松尾さんが演者の顔と一緒の顔をされていたのがすごくかっこよくて印象に残っています。

一公演一公演、大切に全力でやりますので楽しみにしていてください!

皆川猿時 コメント

演出の松尾さんとは何度もご一緒させていただいてますが、この作品に対して真っ正面から向き合って、みんなで真剣にやろうということで取り組んでいました。僕がそれを理解できなくて、いつもの感じでちょっとふざけてやっていたら、松尾さんに「皆川はもっと普通にやってくれ、俺の顔を見ればわかるだろ」と言われてしまって(笑)。その時の目がすごく綺麗な白目でした(笑)。これは松尾さん本気だなと思って、そこから心を入れ替えました。僕は出番が少ないので稽古を見ている時間が多く、一番お客さんに近い出演者だと思っています。そんな僕が面白いと思うので間違いなく面白いです! 緊張感のある芝居ですが、笑えるところは笑っていただいて、観た後は元気になって帰っていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

松尾スズキ コメント

自由に生きたいと思うのが当たり前の考え方ですが、自由に生きようとすると不幸になる。それが世の常ではないかと思うのですが、そういう悲劇的な物語に笑いも入ってエンターテインメントとして優れている作品です。1人ひとりのキャラクターがすごく立って描かれている部分も好きで、前々から舞台でやりたいと思っていました。今回、実力者が集まってくれたので、最初の本読みから既に出来上がっていて非常に頼りになりました。普段あまりやることのない舞台美術1セットのみで展開していて、役者の演技がとことん楽しめる舞台になりました。そういった部分では今までの松尾とは違うかもしれません。

世界のどこでやっている「カッコーの巣の上で」よりも面白い作品になったと自信があります。ぜひ劇場にお越しください。

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PARCO PRODUCE2026「カッコーの巣の上で」

開催日程・会場

2026年6月7日(日)〜29日(月)東京都 PARCO劇場2026年7月4日(土)・5日(日)愛媛県 愛媛県県民文化会館 メインホール2026年7月10日(金)〜13日(月)大阪府 森ノ宮ピロティホール2026年7月18日(土)・19日(日)福岡県 J:COM北九州芸術劇場 大ホール2026年7月24日(金)〜26日(日)

宮城県 仙台銀行ホール イズミティ21(仙台市泉文化創造センター) 大ホール

スタッフ

原作:ケン・キージー脚色:デール・ワッサーマン

翻訳:髙田曜子

演出:松尾スズキ

出演

間宮祥太朗 / 坂東龍汰 / 近藤公園 / 山口航太 / 菅原永二 / 黒田大輔 / 徳井優 / 金子清文 / 篠原悠伸 / 片山萌美 / 東野良平 / 吉田ヤギ / 中野亜美 / 田尻祥子 / 皆川猿時 / 江口のりこ声の出演(事前収録):緒方恵美

スウィング:高橋卓臣 / 川﨑志馬

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