「あらゆるToDoアプリを試してみたが結局.txtファイルになった」との意見

メモ

NotionTodoistなど、さまざまなToDoリスト管理アプリを試したものの、結局のところテキストファイルをそのまま編集する方が使いやすかったと、ソフトウェア開発者のアレリザ・バシリ氏がコラムに記しています。

I Tried Every Todo App and Ended Up With a .txt File - Alireza Bashiri

https://www.al3rez.com/todo-txt-journey バシリ氏はこれまで複数のToDoアプリを試し、そのたびに「これが最後だ、これでようやく整理できる」と考えてきたそうです。ところが、あるアプリは月額料金を請求し、あるアプリは同期機能が壊れ、またあるアプリは会社が売却され消滅するなど散々な目に遭っていました。あるときは自身の経験を生かしてアプリを開発しようとしましたが、途中で諦めてしまったとのことです。 ところが、ある日スマートフォンの電池が切れてしまい、付箋に以下のように走り書きをしたところ、すべて完了したという経験をしました。
・レポートを完了する ・母に電話する ・ジムに行く

・食材を買う

タグも優先順位も期限もなく、ただ書き留めただけで立派にToDoリストとしての役割を果たしたことに気づいたバシリ氏は、それ以来単一のテキストファイルでToDoリストを管理するようになりました。

ToDoリストの内容例は以下の通りです。

2025-08-11 10時 プルリクエストの確認 - 認証の変更点を特に確認 ToDoアプリに関するブログ記事を書く 14時 チームとのミーティング - スプリント計画の議論 - デプロイメントの問題を提起 15時30分 クライアントとの電話 夕食の計画を立てる サラが送った記事を読む ナビゲーションバーの煩わしいバグを修正

毎晩、翌日のカレンダーを確認し、やることすべてを翌日のセクションに書き出し、時間が決まっているものには時間を付記します。サブ項目にはメモやリマインダーを記入し、完了したタスクは削除するか、何が起きたかを追加。これでまだリストに残っているものはまだ完了していないということです。

こうしたシンプルな方法が自身に合った理由として、「アプリを切り替える必要も読み込みを待つ必要もなく、即座に動作するところ」「すぐに履歴を検索できるところ」「自分自身のものなのでどの企業にも消されないところ」などがあるとバシリ氏は指摘。 ToDoリストについてバシリ氏は「結局のところ、やったか、やらなかったかだけです。生産性とは完璧なアプリを見つけることではなく、物事を書き出し、リストを定期的に確認し、実行するだけで改善できます」と述べました。

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