イスラエル、核研究所含むイランの軍事施設数十カ所を攻撃
6月20日、イスラエル軍は20日、イランの軍事施設数十カ所を夜間に攻撃したと発表した。写真は両国の旗のイメージ。18日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[エルサレム/ドバイ 20日 ロイター] - イスラエル軍は20日、イランの軍事施設数十カ所を夜間に攻撃したと発表した。イランの核兵器開発に関与しているとされる防衛革新研究機構(SPND)への攻撃も含まれるという。
イランからの一連のミサイル攻撃について新たな警告を発した。少なくとも1発がここ数日標的となっているイスラエル最大の南部都市ベエルシェバに直撃した。
ミサイルは住宅、オフィスビル、工業施設の近くに着弾し、複数の建物が損傷。大きなクレーターができた。
イスラエルの公共放送KANは、炎に包まれた車や立ち上る濃い煙、アパートの割れた窓ガラスを映した映像を放送した。
一方、イランメディアは北部セフィドルードの工業プラントがイスラエル軍の攻撃を受けたと伝えた。これまでの報道によると、同プラントはミサイル本体など兵器システムの製造に使われる炭素繊維の生産していた。
テヘラン中心部の集合住宅でも無人機による攻撃があったという。
アラグチ外相は、イスラエルの侵略が止まるまでイスラエルの同盟国である米国と交渉の余地はないと述べた。
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