幼稚園でツバメのヒナ6羽誕生も…防犯カメラに映る“目が光る鳥” 生き残った1羽に「ちょっとさみしい。でも来年帰って来てくれるなら」 福岡

福岡県宗像市の幼稚園からまもなく巣立つツバメのヒナ。 その奇跡の物語とは… ◆園児たち 「ちっちゃい」 「まだ赤ちゃんだから噛みつかないよ。優しく、こうやって」 子供たちが夢中になっているのは、フワフワの毛に包まれたツバメのヒナ、ピノちゃんです。 宗像市の「博多のびっこ幼稚園」では、毎年春になるとツバメがやってきてヒナが巣立っていくのを見守ってきました。 今年も6羽のヒナが生まれましたが、残ったのはピノちゃん1羽だけ。 そのワケは… ◆博多のびっこ幼稚園 バス運転手 松吉和昭さん 「6月11日の夜、事件がありました。真夜中にこんなのが…」 事件が起きた夜ツバメの巣の近くを映した防犯カメラの映像です。 そこに映っていたのは?

宗像市の博多のびっこ幼稚園で保護されているツバメのヒナ、ピノちゃん。 今年春に親鳥がやってきて、6月7日にヒナが生まれているのを職員が確認しました。 ◆園児 「ツバメさん、めっちゃかわいかった」 ◆園児 「フワフワしているところ」 ◆園児 「飛んでほしい」 しかし生まれてから4日後の朝… ◆博多のびっこ幼稚園 バス運転手 松吉和昭さん 「ここに最初、巣があったんですけど壊されて、ヒナと巣の破片がここに散らばっていました」 一体何があったのか、園の防犯カメラを見てみると… ◆博多のびっこ幼稚園 バス運転手 松吉和昭さん 「ここに鳥がとまっている。目が光っているので。恐らくフクロウだと思う」 「あ、いま飛びました!いま巣を襲っている」 誰もいない夜、フクロウらしき鳥に襲われて巣は壊れ、ヒナたちは地面に落下。 巣を修復してヒナを戻したものの親鳥は戻らず、ヒナは弱り、ピノちゃんだけが生き残りました。 ◆博多のびっこ幼稚園 バス運転手 松吉和昭さん 「親ですもん。目が開いた時に最初に見たのが私だったから」 松吉さんが動物病院に相談しながらカイロで保温したりエサを与えたりするとすっかり元気に。 羽根もしっかりと生え、10日後くらいには巣立っていくのでは、と松吉さんは話します。 ◆博多のびっこ幼稚園 バス運転手 松吉和昭さん 「ちょっとさみしいですよ。せっかくここまでしたのにと。でも来年帰ってきてくれるならもっと嬉しい。『帰ってきたね、ピノちゃん』と言ってみたいですね」 今後エサの取り方の訓練をし、園のみんなでピノちゃんの巣立ちを見送る予定です。 ◆園児たち 「ピノちゃん戻ってきてね~」

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