ディズニーでの仮装のため、3年前の衣装を本気で“お直し”したら…… 驚きの仕上がりに「凄すぎる」「めっちゃかわいい」
東京ディズニーリゾートで10月31日まで開催されている「ディズニー・ハロウィーン」(Dハロ)に向けて、8月から衣装制作に取り組んでいた女性の記録がInstagramで話題です。2022年に手作りした「メリー・ポピンズ」の衣装に納得がいかず、ほとんどイチから新しく作り直す情熱に感動する声が上がり、メイキング動画の再生回数は合計で300万回を突破しています。
投稿者は、毎年Dハロで仮装を楽しんでいるERI(@ellie._.4848)さん。一緒に行くお姉さんと話し合って、ERIさんはメリー・ポピンズの仮装を、お姉さんはメリー・ポピンズの作者であるトラヴァース夫人(ウォルト・ディズニーの約束より)の仮装をすることに決めました。
ERIさんは2022年にメリー・ポピンズの衣装を制作していましたが、色が少し黄色みがかっていたことを気がかりにしており、姉妹でのあわせを行うことを機に、しっかり作り直すことを決めたのだそうです。
色の違いを実感したのは、2023年に実現したメリー&バートとのキャラクターグリーティングで、“本物のメリー”と並んだときでした。もっと本物に近づきたい気持ちは、メリーにもっと愛を伝えたいという思いも大きいようです。
3年前に作った衣装。十分すてきですが、生地の色が気になるようで作り直すことに
まずは重要な布選びから。青み寄りの白色を第一条件に、加えて程よい透け感と軽さ、さらに柔らかさやマット感があるものを探しました。また可能ならラメ感のある生地にしたいということで、選定だけでもかなり大変だったようです。
たくさん迷った結果、青みのある白色がバッチリな一方でラメが強すぎる布と、色味以外の質感などが気に入っている布を重ねて使うことに決定。どちらもシースルーな生地で、これらを合わせることでマット感と欲しかったラメ感がちょうどいいバランスになり、理想の色の布に。またラメありの布を内側にすることで、控えめで上品なキラキラとした見た目を表現しています。
今回の衣装作りで一番大事な布選び
無事に布は決まりましたが、2枚にしたことで裁断の作業が倍に……。それでも頑張って乗り越え、あとはミシンでひたすら縫って上半身を作ったら、スカートもくっつけてワンピースに。背中にはファスナーを取り付けています。
ちなみに時短のため、前回の衣装を丁寧に解体して、自分で作ったはしごレースのパーツや、スカートのパーツレース等も外して再利用しています。
ワンピースの形に
一部のパーツは前回の衣装で作ったものを使用
トルソーに着せながら襟も作って、前回のはしごレースを縫い付けていくと、だんだんとメリーポピンズの雰囲気が出てきました。続いて胸元の印象的な“フリフリ”を1日ほどかけてこだわって制作したら、中心がずれないようにバランスを見ながら手縫いで取り付けました。
手作りの胸元の飾りを手縫いで取り付ける様子
裾を調節したら、スカートに赤いリボンと、前回は付けなかった小さいものも含めてレースを施していきます。こちらも手縫いで行ったため、「本当に終わらないかと思った……」とドキドキするくらいかなり大変だったようです。
「終わらないかと思った」という手縫いでの装飾
そしてついにメリーポピンズのドレスが完成。真っ白で柔らかさのあるふわふわとした見た目がとってもかわいらしく、手作業で施されたレースやリボンもすてきな仕上がりです。これは仮装当日が楽しみですね!
ドレスが完成
さらにERIさんは「どうせなら帽子のツバも(前回より)もう少し広くしたい」と、時間がないなかで帽子も作り直しています。
家にあった厚紙をカットして作っています
厚紙を丸くカットしたら、ツバがへたらないように補強。絵の具で下地を塗った上に布を貼り付け、次に頭部が入るお皿のようなパーツを穴を開けた中央に取り付けたら帽子の形に。あとは内側やフチをきれいに仕上げて、ハードチュール生地・ソフトチュール生地で装飾し、赤いお花も付けたら完成です。
帽子も完成
なんとかギリギリでドレスも小物も完成させることができたERIさんは当日、ウィッグや前回作ったパラソルなどのアイテムも持参してDハロに参加。上品でかわいらしいメリーポピンズの仮装には、「可愛いぃぃぃ」「天才!」「すご!!めっちゃかわいい」と賛辞が寄せられました。またメイキングでは「こんな縫いにくい生地で作るなんて凄すぎる」「情熱というか、熱意というか、愛がすごい」などの声も上がっています。
作り直したメリーポピンズの仮装でDハロを楽しむ様子
ERIさんのInstagram(@ellie._.4848)では、購入したウィッグをメリーポピンズの髪形に仕上げる様子も公開されていますよ。
動画提供:ERI(@ellie._.4848)さん