金正恩総書記の娘、北朝鮮の次期指導者になるのか(CNN.co.jp)

韓国・ソウル(CNN) 謎と陰謀に包まれた10代の少女が、北朝鮮の次期指導者になるかもしれない。 写真特集:CNNが見た北朝鮮の内部 一部の専門家は、指導者の金正恩(キムジョンウン)総書記が娘を後継者として育成しているとみている。金氏は近年、ますます頻繁に注目度の高い行事に娘を伴って姿を現しており、こうした動きが臆測を呼んでいる。 娘の名前はキム・ジュエとされる。正確な年齢は不明だが、10代前半と推定されている。 韓国の情報機関・国家情報院(国情院)が12日、金氏が娘を「後継者として内定する段階に入った」と判断しているとの分析を国会議員との非公開の委員会で示したことで、この後継者説はさらに強まった。 出席した議員の話によると、国情院は、ジュエ氏が重要行事に出席するだけでなく、政策の一部において「意見を表明している」と指摘。 だが、これらはいずれも公式に確認されたものではなく、金一族については依然として不明な点が多い。世界でも最も閉鎖的で抑圧的な国の一つである北朝鮮の情報は限られている。 それでも情報機関は、金王朝の将来について手がかりとなり得るあらゆる出来事を注視している。 そうした出来事の一つが、今月下旬に5年ぶりに開催される朝鮮労働党大会だ。 国情院は、ジュエ氏が党大会に出席するかどうか、儀礼面での扱われ方、象徴的な肩書の有無など、あらゆる手がかりを注意深く監視するという。

西側諸国の専門家は、金氏には3人の子どもがいて、ジュエ氏は真ん中の子どもだと考えているが、これを裏付ける方法はない。 ジュエ氏の存在が世界に初めて知られたのは、2013年に米バスケットボールの元選手、デニス・ロッドマンさんが首都平壌を訪問した際である。ロッドマンさんは後に、「赤ん坊のジュエを抱き、(金氏の妻とも)話をした」と語っている。 ジュエ氏は、22年に父親が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を視察した際に同行し、初めて公の場に姿を現した。金氏がポニーテール姿の少女の手を引き、巨大なミサイルを背にした印象的な写真が公開された。 その後も軍関連行事を含め、公の場への登場が続いた。 初の外国公式訪問は昨年9月で、中国で実施された軍事パレードに出席する父親に同行して北京を訪れた。 パレードでは軍事力を誇示する中、金氏とロシアのプーチン大統領が中国の習近平(シーチンピン)国家主席の両脇を固め、他の世界の首脳らの先頭を歩いた。西側に対抗し、新たな世界秩序を築くという使命で結束した権威主義的指導者3人が並ぶ姿であった。 数百万人が見守ったその映像に、ジュエ氏の姿が映ることはなかった。 ジュエ氏は、金氏の子どもの中で唯一公の場に姿を現した存在であり、国営メディアは定期的に「最愛の娘」「親愛なる娘」と呼んでいる。 だが、誰もがジュエ氏が後継者に指名されたと考えているわけではない。国際的な注目を集めるための単なるPR活動に過ぎないと主張する専門家もいる。 ある専門家は以前CNNに対し、金一族の後継者がどのように選ばれるのかは長年の謎だったと話していた。では、なぜ今になって変える必要があるのか。 金氏の他の子どもが選ばれる可能性もある。彼らの匿名性を保ち、教育や訓練の選択肢を広げるため、今は意図的に表舞台に出していないのかもしれないと指摘する専門家もいる。 最終的な継承の時が訪れるまでには、多くの出来事が起こり得る。40代とみられる金氏が権力移譲の必要に迫られるまで、まだ何年もかかる可能性がある。

CNN.co.jp
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: