【速報中】アメリカ中間選挙、開票速報 トランプ政権の行方は
米中間選挙2026速報 トランプ政権に審判
第2次トランプ米政権への審判となる中間選挙が3日投開票された。連邦議会上院選(定数100)と下院選(定数435)で民主党が4年ぶりに多数派を奪還する見通しとなった。
共和党がホワイトハウスと上下両院多数派を独占する「トリプルレッド」は崩れ、今回当選した議員が就任する2027年1月からは、トランプ大統領の政権運営に一定の歯止めがかかる構図となる。
【11月4日(米東部時間)】
ジョンソン下院議長は党下院指導部から退任へ
米主要メディアは、共和党のジョンソン連邦下院議長が2027年1月の新会期で、党下院指導部から退任する意向だと報じた。ジョンソン氏は民主党との議席差が少ない中、党の結束に苦労しながら下院運営にあたってきた。1月には民主党のジェフリーズ院内総務が黒人初の下院議長に就任することが有力視される。
アラスカ州の開票に時間がかかる理由は
連邦上院選の接戦州のうち、アラスカ州だけは勝敗が決していない。有権者が本選に残った4人の候補に順位を付ける「優先順位付き連記投票」を採用しており、集計に時間がかかる。「1位票」の過半数を獲得した候補がいなければ、4位の候補がまず脱落。4位の候補を「1位」に選んだ有権者の票は、その有権者が「2位」に挙げた候補に振り分けられる。それでもまだ過半数の票を得た候補がいなければ、今度は3位の候補の票を上位2人に振り分ける。
民主党、連邦上院選の接戦6州で勝利
焦点だった連邦上院選は接戦7州のうち6州で当落が確実となり、民主党が6州とも制した。接戦州を共和党のトランプ大統領が全勝した2024年大統領選とは好対照な結果となった。
民主、州知事選でも半数超で勝利
上下両院選と同時に36州で知事選も行われ、民主党は日本時間午後8時時点で22州で勝利した。非改選の6州と合わせ、全米50州のうち28州で知事職を確保した。州知事選の結果は有権者の動向を探る指標としても注目され、2年後の大統領選にも影響を与える可能性がある。
【米知事選 民主党が半数超を確保 共和「牙城」テキサス36年ぶり】
接戦州を制した民主党の新星候補とは
上院選では「激戦州」となったテキサス州で、「愛」の政治を掲げる民主党新人のジェームズ・タラリコ氏(37)が、共和党新人のケン・パクストン氏(63)に勝利。ミシガン州ではエジプト系のアブドゥル・エルサイド氏(42)の当選が確実となり、初のイスラム教徒の上院議員が誕生することとなった。支持者からは「ついに私たちの代表が誕生した」などと喜びの声が上がった。
【「愛」の政治掲げる「新星」当選 初のイスラム教徒の上院議員も】
イラン最高指導者「米国の敵対行為は変わらない」
中間選挙の結果を受け、イラン最高指導者のモジタバ・ハメネイ師は、民主党が大勝したからと言って米国のイランに対する敵対行為は「変わらない」との見方を示した。さらに、米国の変化を信じているのであれば「大きな誤りだ」とも指摘した。ロイター通信が報じた。
ハメネイ師は、米国がイランに対する大規模な攻撃を再開すれば、それを上回る規模の報復を行うとも主張。ホルムズ海峡の管理を通じて米国に対抗する姿勢も改めて強調した。
識者が語る今後の展望は
米国政治研究の第一人者である中曽根平和研究所の久保文明・研究本部長(東大名誉教授)は今回の選挙結果について、トランプ政権に対する「幻滅票」が影響したとの見方を示した。また、「これまでトランプ氏の呪縛から抜け出せずにいた共和党議員の一部が、トランプ離れを起こす可能性がある」と分析。民主党と一部の共和党議員が協力してトランプ氏の強硬な政策を阻止するシナリオもあり得ると指摘した。
【押し寄せた「反トランプ」の津波 共和党の「呪縛」脱却が焦点に】
「過激な政治続く」との見方も
前嶋和弘・上智大教授(米国政治)は、今回の選挙結果を受けてもトランプ大統領のやり方は変わらず、「米国の分断に変化はない」とみる。また、トランプ政権が北朝鮮との対話を試みる可能性も指摘している。
「青い津波が起きた」 共和党敗北の背景を識者が分析
渡辺靖・慶応大教授(現代米国論)は中間選挙の結果について、イランでの戦争やインフレ(物価上昇)などを背景に「共和党の自滅」となったと分析。共和党内でも「トランプ離れ」が進むと指摘した。
日経平均株価、一時3000円安
4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落した。人工知能(AI)関連の規制に前向きとされる民主党の優勢が伝わると、半導体などAI関連株が売られる展開となった。
「宇宙レーザー、効果なかった」とイーロン・マスク氏
米実業家のイーロン・マスク氏はX(ツイッター)への投稿で、「選挙に干渉しようとした私の宇宙レーザーは効果がなかったようだ」と述べた。巨額の献金をしてきた共和党の敗北を指しているとみられる。
日本政府、トランプ外交の動向を注視
日本政府は、米中間選挙で敗北を喫したトランプ大統領が「外交で極端に走るのではないか」(政府関係者)との懸念から、その動向を注視している。米中露の首脳会談が実現すれば、大国に有利な国際秩序を作ろうとする流れができかねないとの見方もある。
トランプ氏、民主との「ディール」模索か
トランプ大統領は自身のソーシャルメディアで、「拒否権」と書かれた赤い帽子を投稿。民主党との「ディール(取引)」を通じて、政権のレームダック(死に体)化を避けたい思惑をにじませた。
イランのガリバフ氏は「米国民は戦争に反対した」と投稿
イランのガリバフ国会議長はX(ツイッター)に「米国民は『戦争反対』の意思を示した。我々はこのメッセージを支持する」と投稿し、もし政府がその意思を裏切れば「悪夢がもたらされることになる」と警告した。トランプ政権は中間選挙後、イランへの本格的な軍事作戦の再開に踏み切るとの観測も出ていた。
スペイン首相「米国民はヘイトや性差別に反対した」
米国の中間選挙を受け、スペインのサンチェス首相はX(ツイッター)で「米国民は昨夜の投票で、人々を貧困に追いやる政策や、ヘイト、性差別、気候変動の否定、そしてエリート層の特権に反対した」と投稿した。
中国「引き続き米国と意思疎通を強化」
中国外務省の毛寧報道局長は4日の記者会見で「中間選挙は米国の内政だ」としつつ、「中国は引き続き米国と意思疎通を強化して、協力を切り開き、建設的戦略安定関係を構築したい」と述べた。
「青い波」に湧く民主、残る課題は
民主党は今回の選挙戦で「生活費負担の軽減」を訴え、党内の結束を生み出した。ただ、多くの政策課題で党内に見解の相違もあり、路線対立が深刻化する可能性もある。
【「青い波」で圧勝の民主 大統領選へ残る「党内対立」の懸念】
民主、上下両院で大勝
AP通信によると、日本時間午後5時時点で、上院は非改選を含めて民主党が54議席、共和党が43議席を確保。下院は民主党が225議席、共和党が136議席で当選を確実にした。上下両院で民主党が過半数を超えている。
初のイスラム教徒の上院議員が誕生へ
AP通信などは、激戦となったミシガン州の上院選で、民主党急進左派のアブドゥル・エルサイド氏の当選が確実になったと報じた。就任すれば、初のイスラム教徒の上院議員となる。
オバマ元大統領、選挙結果は「国民の明確なメッセージ」
中間選挙の開票結果を受け、オバマ元大統領はX(ツイッター)で「米国民は今夜、明確なメッセージを送った。人々を分断するのではなく団結させる政治、そして、直面する課題の具体的な解決法を提示する指導者を求めているのだ」と投稿した。オバマ氏は2009~17年に大統領を務め、今回の選挙戦では民主党候補の応援演説を行っていた。
【11月3日(米東部時間)】
トランプ氏、民主党に祝意
中間選挙の結果を受け、トランプ大統領は米CBSニュースの電話取材に対し、「私のメッセージはこうだ。民主党おめでとう、国のために協力できるのを楽しみにしている」と語り、民主党の勝利に祝意を示した。一方で、「彼らも私と協力したがっていると思う。そうでなければ、私は全てに対して拒否権を使う。彼らはそれを望まないだろう」とけん制した。
民主党が下院大勝の勢い
AP通信によると、日本時間4日午後3時10分現在で、連邦上院選(定数100)は非改選議席も含めて民主党53議席、共和党41議席、下院選は民主党209議席、共和党126議席となっている。民主党は事前の予測を上回って大勝する勢いだ。
東部メーン州で共和党穏健派が敗北
AP通信によると、共和党内でもトランプ大統領と距離を置いてきたコリンズ上院議員の落選が確実になった。超党派協力を重視する共和党穏健派は近年、議席を大きく減らしており、今回もまた一人議会を去ることになった。
【関連記事】
民主党の下院トップが勝利宣言
下院の民主党トップ、ジェフリーズ院内総務は、上下両院で民主党が多数派を奪還する見通しになったことを受け、「アメリカが戻ってきた」と勝利を宣言した。
イラン戦闘も共和党の「敗因」とトランプ氏
トランプ大統領は米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、イランとの戦闘が中間選挙での共和党敗北の一因になったとの見方を示した。ただ、戦闘に踏み切ったことは後悔していないとも述べたという。
民主党、上院も過半数確保 上下両院で多数派を奪還へ
米メディアによると、民主党は上院でも過半数の51議席を確保することが確実となった。下院も既に多数派を奪還すると報じられており、トランプ政権にとっては大きな打撃となる。
カンザス州で民主党が94年ぶり勝利
カンザス州の上院選は、民主党のアダム・ハミルトン氏が当選を確実にした。民主党の勝利は94年ぶり。
バンス副大統領の地元も民主が勝利
バンス副大統領の地元・オハイオ州の上院選でも、民主党のシェロッド・ブラウン元上院議員が当選を確実にした。民主党は上院の多数派奪還まであと2議席に迫った。
【バンス副大統領の地元でも民主勝利 上院多数派奪還にあと2議席】
トランプ氏、SNSで負け惜しみ?
トランプ大統領は自身のソーシャルメディアで、自分の名前が投票用紙に載っていれば「地滑り的勝利を手にしていたはずだ」と投稿した。
共和の牙城・テキサス州でも民主が勝利
AP通信などは、共和党の牙城として知られる南部テキサス州の上院選で、民主党新人のジェームズ・タラリコ氏が勝利を確実にしたと報じた。タラリコ氏はトランプ政権について「億万長者に減税を与えるための政治」などと批判していた。
ワシントン市長に民主・急進左派が当選
ワシントン市長選では、民主党のジェニース・ルイス・ジョージ市議が当選した。急進左派政治団体「米国民主社会主義者(DSA)」のメンバー。
【米ワシントン市長に民主・急進左派が当選 トランプ氏に対決姿勢】
サウスカロライナ州の上院選で番狂わせ
米メディアは、南部サウスカロライナ州で民主党のアニー・アンドルーズ氏の当選が確実になったと報じた。大統領選では1980年から共和党が負けなしの「赤い州」として知られていた。
中間選挙がトランプ政権にもたらす影響は
民主党が下院を奪還する見通しになり、トランプ政権は「スーパー・レームダック(超死に体)化」するとの予測が浮上している。
【トランプ政権、超死に体?の予測も レガシー作りへくすぶる懸念】
米CNNが「民主、下院多数派奪還へ」報道
米CNNは3日、民主党が連邦議会下院で多数派を奪還するのが確実になったと報じた。共和党のトランプ政権にとっては痛手となる。民主党は下院を中心にトランプ氏や家族、側近らの「不正疑惑」を調査する構えだ。
民主党、上下両院で勢い
AP通信によると、日本時間4日正午現在、上院選は民主党が11議席、共和党が5議席で当選を確実にした。非改選を含めた獲得議席数は民主党が45議席、共和党が36議席。下院選は民主党が102議席、共和党が58議席。
トランプ氏、保守系FOXニュースにいらだち
トランプ大統領は自身のソーシャルメディアで、保守系の米FOXニュースについて、「トランプに執着する民主党員の報道に時間をかけすぎたために視聴率を落とした」などと不満を投稿した。【「民主党員を報道しすぎ」】
「苦渋の選択」明かす有権者も
中西部ミシガン州では、民主党候補のアブドゥル・エルサイド氏が初のイスラム教徒の連邦上院議員を目指している。有権者はどんな思いで投票所に向かったのか。【政権反発の一方で苦渋の選択も】
激戦州テキサス、有権者の思いは
共和党の牙城・テキサス州では、民主党のジェームズ・タラリコ氏と共和党のケン・パクストン氏が激戦を繰り広げている。投票所を訪れ、有権者の思いを聞いた。【市中心部と郊外で「別の顔」 激戦テキサス州、投票日の様子は?】
上下両院で民主党が議席積み上げ
AP通信によると、日本時間午前11時すぎの時点で、上院選は民主党が11議席、共和党が3議席で当選を確実にした。非改選を含めた議席数は民主党が45議席、共和党が34議席。下院選は民主党が67議席、共和党が29議席。
南部2州、今回は接戦にならず
南部ジョージア、ノースカロライナ両州は2024年の大統領選では「激戦州」として注目されたが、今回の中間選挙では民主党が早々に勝利を確実にした。民主党が優勢に選挙戦を進めたことが浮き彫りとなった。
【民主党が南部2州で連勝】
ノースカロライナ州、連邦上院で民主の前知事が勝利
ノースカロライナ州の上院選では、民主党のクーパー前州知事が勝利を確実にした。AP通信が報じた。2014年以降、共和党が強固な地盤を維持してきたが、民主党が議席を奪還することとなった。
民主が議席積み上げ
AP通信によると、日本時間4日午前11時2分時点で、連邦上院選の獲得議席は、民主党45議席、共和党34議席となっている。民主党が地盤の東部を中心に議席を積み上げている。
ジョージア州でも上院選で民主候補が勝利確実に
AP通信は、連邦上院選のジョージア州で、現職のジョン・オソフ上院議員の当選が確実になったと報じた。ジョージア州は近年の大統領選では激戦州になってきたが、今回は民主党が早々と勝利した形だ。
民主、バージニア州の上院選で当選確実
AP通信によると、連邦下院選(定数435)は日本時間4日午前9時50分現在で、民主党12議席、共和党4議席。連邦上院選(定数100)では、バージニア州で民主党のマーク・ウォーナー氏が当選を確実にした。非改選を含めた上院の議席数は民主が35議席、共和が31議席。
開票作業始まる 下院は民主が優勢
米国では国内でも時差があり、投票締め切りの時刻も異なる。中西部の一部の地域では日本時間午前8時に投票が締め切られ、開票作業が始まった。【米中間選挙の開票始まる】
民主党が連邦下院選で勝てば「黒人初の下院議長」誕生も
民主党下院トップのジェフリーズ院内総務は3日、下院の多数派を奪還した場合には「ベストバージョンの米国を実現するために取り組む」と述べた。AP通信が報じた。
イラン攻撃計画は「当面ない」とトランプ氏
トランプ大統領は3日、英紙フィナンシャル・タイムズとの電話インタビューで、イランを攻撃する計画は当面「ない」と述べた。AP通信の出口調査では、回答者の6割がイラン攻撃について「誤った決定」だったと答えた。
「トランプ批判」を抑制した民主党
民主党は今回の選挙戦で、トランプ大統領に対する批判を抑制し、「生活費負担の軽減」を前面に押し出した。「反トランプ」を打ち出して敗れた2024年大統領選の教訓を生かした形だ。一方で、いくつか課題も浮き彫りとなった。【民主党が生かした教訓】
「トランプ隠し」も…共和党苦戦の要因は
共和党のトランプ大統領は選挙運動の前面に出て支持層の結集を促し、民主党を「過激な左派」と攻撃して無党派層を取り込む戦略をとった。だが共和党候補にはトランプ氏を前面に出すのを嫌う動きもあった。共和党の選挙戦を振り返った。【記事「大統領が足かせに」】
注目はテキサス州とミシガン州
中間選挙でも特に注目されているのが、連邦上院選のテキサス州とミシガン州。2028年大統領選も見据えて、結果が注目される。
トランプ氏が出ない2028年大統領選はどうなる?
今回の中間選挙の結果を受けて、米国政治は28年大統領選に向けて動き出す。共和党、民主党それぞれの大統領候補レースの現状をまとめた。
【「JD48」目指すバンス氏】【地味な議員が大統領候補に急浮上】
SNSに異例の連続投稿
トランプ米大統領(共和党)は朝から自身のソーシャルメディアに150回以上投稿し、全米各州の共和党候補への支持を訴えた。
「赤い州に異変」
赤をシンボルカラーとする共和党が強い州の選挙戦に異変が起きた。不人気なトランプ氏が足を引っ張る形で、「楽勝」の選挙区でも苦戦している。党内からもトランプ派を見限る動きが。【「楽観」一転、ブッシュ家も離反】
民主党の戦いぶりは
トランプ氏率いる共和党に比べて、「スター」不在の民主党。今回の中間選挙では、接戦州で「トランプ氏とも協力」と公言する候補も。いったいなぜなのか。【米民主党「らしくない」候補が善戦】
第2次トランプ政権で何が起きたか
「トランプ関税」、イラン攻撃、不法移民追放、連邦政府の人員削減など第2次政権ではさまざまな政策が実行された。特に有権者に不評なのは物価高対策だ。「トランプ関税」やイラン攻撃で物価がどうなったのか。2年間を【経済】、【外交】、【内政】の観点でそれぞれ検証した。
中間選挙とは
4年に1度の大統領選の「中間年」に施行されることから「中間選挙」と呼ばれる。政権への「中間評価」の位置づけで、歴代大統領は苦戦することが多い。【<やさしく解説>そもそも中間選挙って?】
どんな選挙があるのか
中間選挙は大統領自身には直接関係ない。連邦議会の上院(定数100、任期6年)は2年ごとに約3分の1が改選され、今回も35議席が争われる。下院(定数435)は2年ごとに全議席改選となり、今回も全米で選挙が行われる。多くの州で州知事選があり、他にも州裁判所の判事、郡教育委員会の委員、市長、保安官などさまざまな公選制の役職を選ぶ一大イベントだ。