張本智和、戸上隼輔と3回戦で同士討ちへ「自分は何も変わらず一戦一戦やるだけ」【世界卓球】|テレ東卓球NEWS:テレ東

張本智和、戸上隼輔 PHOTO:World Table Tennis

大方の予想通りとなった。

熱戦が続く「世界卓球2025ドーハ(個人戦)」<5月17日(土)~25日(日)/カタール>4日目の20日(火)。

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男子シングルス2回戦に登場した日本のエース張本智和(トヨタ自動車)はシニアで初対戦のタッカー(インド)にゲームカウント4-2で勝利。

同じブロックにいる戸上隼輔(井村屋グループ)も台湾の16歳・郭冠宏をストレートで下し、張本とともに3回戦進出を果たした。

21日(水)に行われる3回戦はベスト8が決まる一戦。日本の男子卓球をけん引する2人の同士討ちに大きな注目が集まっている。

競り合いになったタッカーとの第1ゲームを、「パワーは少ないけどミスが少ない選手。ラリーになっていく中で自分にも固さがあったが、ちょっとずつ感覚を掴んでいった」と振り返る張本は、バックハンドを軸にフリック強打も確実に決めてきたタッカーに対し、しっかり要所を押さえた。 例えばそれは「バックを待たれていたのでフォアを狙ったり、あとは相手より1球多く返して粘るだけ。決めきれない分は相手のミスを誘うぐらいの気持ちでやった」といった辺りに表れている。

戸上との対戦に向けては、「自分は何も変わらず一戦一戦やるだけ。内容は毎回毎回、同じ選手とやっても変わってくる。明日はどういう展開になるかどちらも想像つかないですけど、しっかり準備していいプレーをしたい」と語っている。

一方、まずは張本との対戦が予想された3回戦まで勝ち上がることを一つの目標にしていた戸上は「やっとスタートラインに立てたというのが今の気持ち。(張本選手は)勝負強いですし、国際大会で(張本選手より)ランクが低い選手に負けるところをあまり見たことがない」と話す。

ここドーハでは2024年1月のWTTコンテンダー 男子シングルス準決勝で対戦した2人。

当時は張本がフルゲームで勝利し、翌週の全日本選手権でも男子シングルス決勝で再び対戦。日本卓球史上に残る死闘の末、張本がフルゲームで勝って6年ぶり2度目の優勝を果たした。

あの名勝負は今も記憶に新しい。

ちなみにWTTでは過去5回対戦があり、張本が3戦2勝で勝ち越しているが、ほぼ互角の勝負。世界卓球の大舞台で勝利の女神は果たしてどちらに微笑むのか?

命運を握る男子シングルス3回戦は21日24時10分開始予定。

(文=高樹ミナ)

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