NVIDIA最新ドライバHotfixでマルチモニターのクラッシュ修正―それでも相次ぐ不具合報告

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NVIDIAは、自社グラフィックボード(GPU)向けGeForce Hotfix Display ドライバのバージョン「576.26」を公開しました。

修正に次ぐ修正、「GeForce RTX 5060 Ti」対応兼ねるバージョンの不具合報告は続く

本グラフィックドライバは、2024年4月16日に配信された最新GPU「GeForce RTX 5060 Ti」への対応を兼ねたバージョン「576.02」に修正を加えたものです。「576.02」はそれ以前のバージョン(主に572.○○)が抱えていた多くの不具合の修正が含まれていたものの、「GPU監視ユーティリティがPCのスリープ解除後にGPU温度を報告しなくなる」という、場合によってはGPUの温度異常を招きかねない新たな不具合が存在。

この不具合に関しては、1週間後に配信された同バージョンのHotfix「576.15」で対処されましたが、ユーザーからは別の不具合報告が続いている状況でした。今回の「576.26」は「576.15」に更に修正を加えたものとなっており、RTX 50シリーズでの様々なゲームプレイ時に発生する不具合のほか、「マルチモニターで画面がグレーになってクラッシュする(Grey screen crashes)」問題への対応も行われています。

なおNVIDIA公式スレッドには、本バージョンを導入した後にクラッシュが発生した旨の報告が存在するため、現在使用しているドライバで問題の無い方は様子見をしても良いかもしれません。

GeForce Hotfix Display ドライバのバージョン「576.15」はNVIDIA公式サイトからダウンロード可能です。ドライバのアップデート・インストールをする際は自己責任でお願いします。

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ライター:ケシノ,編集:H.Laameche

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