トランプ政権、青少年性教育プログラムで加州へ助成金打ち切り
8月21日、トランプ米政権は、青少年の避妊や性感染症防止などを目的とした「個人責任教育プログラム(PREP)」の連邦政府助成金について、西部カリフォルニア州への交付を打ち切った。ホワイトハウスで8日撮影(2025年 ロイター/Jessica Koscielniak)
[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米政権は、青少年の避妊や性感染症防止などを目的とした「個人責任教育プログラム(PREP)」の連邦政府助成金について、西部カリフォルニア州への交付を打ち切った。同州がプログラムから「過激なジェンダー思想」を取り除くことを拒否したためとしている。
PREPは、特に十代の出産が多い地域で養護施設出身者、ホームレスなどの子どもに重点を置いてこうした教育を行う制度。
保健省のグラディソン次官補代行は、助成金の規模は1200万ドルだったと説明した上で、具体的な事例を示さずに、プログラムには過激なジェンダー思想が含まれていると指摘し、そうした思想を推進し続けるなら、もはや助成金を交付しないと述べた。
グラディソン氏は、全ての州のプログラムの審査が間もなく完了する段階にあると説明。来週早々にも約40州にプログラム内容を変更しなければ、カリフォルニアと同様の措置を受けることになると通達する方針を示した。
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