高校生ペア 松島・張本 メダル獲得ならず パリ五輪金の世界最強と互角の打ち合いも惜敗 【世界卓球】
戸上隼輔 PHOTO:Itaru Chiba
<2025年5月17日(土)~5月25日(日)世界卓球選手権ドーハ大会(個人戦)/カタール>
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5月22日、混合ダブルス準々決勝で松島輝空/張本美和(木下グループ)が王楚欽/孫穎莎(中国)にゲームカウント1-3で敗退。メダル獲得はならなかった。
昨日は吉村真晴(SCOグループ)/大藤沙月(ミキハウス)が中国ペアを下してメダル獲得を決めた混合ダブルス。
同じく準々決勝まで勝ち上がった日本の次世代エースペア松島/張本は、パリ五輪金で世界卓球2連覇中の中国最強ペアと激突。
2日連続の「中国超え&メダル獲得」となるこの一戦に注目が集まったが金星とはならなかった。
第1ゲームを先制したのは日本ペア。
王楚欽にいきなりロングサーブを出されたことで松島が得意のチキータレシーブを封じられたものの、張本のサーブで相手のミスを誘うなどして、中盤8連続ポイントで突き放した。
大人しい立ち上がりだった中国ペアだが第2ゲームから本領を発揮。
王楚欽に強打を決められる展開が増え、日本ペアも必死に食らいつくが9-11で落とす。
一進一退の第3ゲームは張本が積極的にフォアフリックで仕掛け、松島も回り込んで強打を決めていく展開。
終盤8-8で日本がタイムアウトを取ったが9-10での激しいラリーをものにできず、中国に王手をかけられる。
あとがなくなった日本は松島がアグレッシブな攻めを見せるが、勝負どころで王楚欽にスーパープレーを決められ、なかなか追いつくことができない。
最後も王楚欽にフォアを決められ、またも9-11で日本ペアが敗退。
中国最強ペアを相手に互角の戦いぶりを見せた松島/張本だったが、あと一本が奪えずメダル目前での悔しい敗退となった。
<世界卓球ドーハ 混合ダブルス準々決勝>松島輝空/張本美和 1-3 王楚欽/孫穎莎(中国)
11-6/9-11/9-11/9-11