ドコモの3Gがついに終了するもガラケーは健在 ただし、旧型ナビなどへの影響には要注意

いよいよ3月31日にドコモの3Gサービス(FOMA)が終了する。いわゆる「ガラケー」とされる携帯電話は随分前に4G LTE対応に切り替わっており、よほど古い端末でないかぎりは問題は生じない。ただし、それ以外にも影響が生じる部分はあるのであらためてまとめて紹介しよう 【もっと写真を見る】

 いよいよ3月31日にドコモの3Gサービス(FOMA)が終了する。テレビなどでは「ガラケー終了」といった表現で報じているケースもあるが、実はそうではない。いわゆる「ガラケー」とされる携帯電話は随分前に4G LTE対応に切り替わっており、よほど古い端末でないかぎりは問題は生じない。ただし、それ以外にも影響が生じる部分はあるのであらためてまとめて紹介しよう   4G対応ガラケーは問題無くても、3G対応スマホは使えなくなる またVoLTE非対応機だとデータ通信はできても通話は不可に    ASCII読者には今更な話だろうが、「ガラケー=3G端末」ではない。最近ではあまり新機種は登場しなくなったが、4Gに対応したいわゆる“ガラケー”、フィーチャーフォン/ケータイは引き続き数機種が販売されている。それらを使えば、今の4Gのサービスが終了するまでは問題なく使えるはずだ。    たとえば、ドコモなら2016年発売の「P-01J」「SH-01J」「らくらくホン F-02J」の時点で、LTEとVoLTEに対応している。ドコモのガラケーを使っていても今回の3G停波は関係ないという人の方が多いはずだ。    逆にスマートフォンでも3Gまでの対応という機種はある。初期のスマートフォン、たとえばiPhoneであれば、iPhone 4Sまでがそうだ。もっとも当時はドコモはiPhoneを取り扱っておらず、SIMロックもあった時代なので、今回のドコモの3G停波とはほぼ関係ないだろう。    Android機も同じでLTE対応は2011年あたりから。当時の機種を今でも使っている人はほとんどいないと思われるが、ドコモの3G終了でモバイルネットワークは使えなくなる。また、LTE対応モデルでも、初期の製品はVoLTE非対応なので、今回の3G停波によって、通話はできなくなる(たとえばiPhone 5sやらくらくスマートフォン2など)。   IIJmioのデータ専用のeSIMや旧プランで 最新iPhoneに影響があることも    手持ちのスマートフォンでは関係ない話だと思っていても、ごく一部の組み合わせで影響のあるサービスがある。IIJmioの過去のプランではあるが、「ギガプラン データ通信専用eSIM」や一部プランをそのまま契約している場合だ(いずれも4Gのみの対応)。    IIJmioでも現在主流の「ギガプラン」の音声SIMや、名前が似ている「ギガプラン データeSIM」(こちらは5G対応)は対象外だが、「ギガプラン データ通信専用eSIM」は2020年の正式リリースなので、まだ使っている人も一定数いそうだ。    具体的な事象は、iOS 26以降のiPhoneで「端末を再起動した直後など特定の条件において4G(LTE)の接続に時間がかかる」としており、時間は1~2分。まったく使えなくなるわけでもないが1~2分の通信できないと支障はあるだろう。    該当のユーザーについては、新しいプランに変更してしまうのが早そうだ。詳しくはIIJmioのサイト(https://www.iijmio.jp/info/iij/1766027735.html)で確認してほしい。   3G回線を使った自動販売機などで影響あり    3Gまでしか対応しないケータイやスマートフォンは相当に古いので、今でも使っている人はあまりいないだろうが、社会的に見ると問題は別のところに存在する可能性がある。3G通信モジュールを組み込んだ各種機器だ。    よく知られているところでは、タバコの自動販売機で年齢確認をするための「taspo」。taspoのカードの有効性を確認するための通信に3Gを用いており、機器が更新されることはなく、運用自体が終了とのことだ。今ではコンビニでの購入者が増え、タバコの自動販売機自体が著しく減少しているが、運転免許証やマイナンバーカードを使った年齢識別装置へと更新しない自動販売機はそもそも使えなくなる。    ほかにも3Gの通信サービスに依存している自動販売機や決済システムなどにも影響があると言われている。3Gの停波は何年も前に公表されており、ドコモ側では契約者に対して対応をしているはずだが、ユーザー側がシステムを更新して維持するほどの投資効果が望めないと判断した場合は放置されることになる。キャッシュレス対応の自動販売機でも、4月からは現金のみになる可能性はありえる。   6年前の新車でもコネクテッドサービスが使えなくなる可能性    そのほか個人に影響がありそうなものでは自動車がある。モバイルネットワークを使って各種案内や非常通信、遠隔で状態確認ができるクルマは多くなっているが、初期のものは3Gのみ対応のモジュールが内蔵されており、それらも通信できなくなる。トヨタ、日産、BMWなどでは利用者向けに案内を出している。    3Gのみ対応と聞くとすごく古い車種のみかと思いきや、日産では2017年に登場したリーフにおいて、2019年12月までの車両の車載通信機に影響があり、NissanConnectのサービスが使えなくなる。通信ができないことで動かなくなったり安全でなくなったりするわけではないが、サービスを有効に使っていた人にとっては痛手で、自動車の価値が大きく下がったと感じることもあるだろう。   大半のケータイ・スマホユーザーにとっては影響はないだろう    今ガラケーを使っていても、大半は4G対応モデルだろう。3月末の3G終了で慌てる必要があるのはごく一部のユーザーだ。そもそも、3Gのプランで3Gケータイを使っているのなら、ドコモからしつこく何度も案内が来ているはずだ。    ガラケーユーザーが、これを機会にスマートフォンに変更するのは特段止めはしないが、困ることはないのに無理して変更する必要もない。こういう時期だからこそ、落ち着いて、いいサービスを選んでほしい。   文● 正田拓也 編集● ASCII

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