【西武】中村剛也、タイトル争いもした中日中田翔引退に「かわいい後輩やったっすね」ねぎらう

2021年4月13日、日本ハム時代の中田翔(左)と西武中村剛也

中日の中田翔内野手(36)の引退セレモニーが19日、行われる。

この日、球団施設での練習を終えた西武の中村剛也内野手(42)は「そうっすね、今日セレモニーっすね」と話し「まぁ、かわいい後輩やったっすね」とねぎらいの言葉を口にした。

中村剛にとって中田は、大阪桐蔭の6学年後輩にあたる。兄貴肌とされる中田は、年上からどう見えたのか。

「どうなんすかね。まぁでもなんか、人懐こいっていうか、弟みたいというか。あいさつに来て話もよくしたし、食事も何回か行ったことあるし。かわいい後輩でしたね。タイトル争いもしたし」

何百本もの本塁打で野球ファンをわかせてきた、右のアーチストという共通点もある。特に12年から16年にかけて、本塁打と打点で毎年のようにタイトルを競っていた間柄だ。

「なんかね、やっぱり対戦相手だったんで、僕がサード守ってる時なんか、やりそうな雰囲気っていいますか。打つ打たないは別として、守っててすごいイヤな。もちろん勝負強いですけど、それ以上にバッターボックスでの雰囲気を持っているバッターなのかなーって」

中田が巨人に在籍した時は、2月のキャンプ中に突然、仲間を介してLINEが届いたという。「バッティングどうしたらいいっすかね、みたいな」と笑いながら懐かしむ。

故障に泣かされ、後輩は先にバットを置く。一方でプロ24年間で通算481本塁打、42歳“おかわり君”に対し、球団は来シーズンも選手契約を結ぶ方針を固めている。

今季はまだ3本塁打のみながら、存在感の大きさは健在。いつ出番が来てもいいように2軍での調整を続けている。

ただ、左脇腹痛での一時離脱から復帰後、2軍で22打席連続で「H」ランプがともっていない。

復帰初戦、レフト線二塁打かと思われた打球をファインプレーで三直にされてから、どうもツキも巡ってこない。

「…ね。」

大ベテランの域に入ったおかわり君も苦笑いだ。

「サードライナーとか、ピッチャーライナーとかもあったし。でも(外野フライ3本の)こないだの試合は感覚はまぁまぁ良かったですよ」

強烈な後輩スラッガーをねぎらいながら、まだまだかっ飛ばす。【金子真仁】

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