革命防衛隊「思ったほど米軍強くない」ニューズウィーク、ベトナム化するイラン戦争 花田紀凱 花田紀凱の週刊誌ウォッチング(1093)
今週も、必読は『ニューズウィーク日本版』(9.1)のみ。8ページの大特集は「ベトナム化するイラン戦争」。
トップ記事の筆者は先週、デービッド・ハルバースタムの名著『ベスト&ブライテスト』を読み返しながら、アメリカの哲学者、ジョージ・サンタヤーナの警句を何度も思い出したという。
「過去を記憶できない者は、それを繰り返す運命にある―」
トランプ米大統領はベトナム戦争とイラン戦争に共通点はほぼないと言うが、<2つの戦争の間に多くの共通点がある>。
①<目標が明確に定義されておらず、しかも目標自体も頻繁に変わるなかで進められた。また、どちらの戦争も、相手国に関する専門知識は乏しい一方で、イデオロギー色の強い人たちが策定した計画に基づき進められた>
②<しかも、計画の策定は総じて秘密裏に行われ、戦略や目的が公の場で議論されることはほとんどなく、ましてや議会や同盟国への相談もなかった。そして反対意見に耳が傾けられることもほとんどなかった>
③<それにそもそも、2つの戦争には明確な道義的目的が欠けていた。トランプ政権が掲げた目標の中には、他国―イラン―の文明を消滅させるという米政治において前代未聞のものまであった>
筆者はリポートをこう締めくくっている。
<イラン革命防衛隊のモハマド・レザ・ナグディ准将は8月、公共放送PBSの「ニュースアワー」に出演し、こう述べた。
「アメリカとの戦い方を本格的に学べるような戦争は、今まで経験がなかった。この5カ月で、われわれは戦い方を学んだ。思っていたほど米軍が強くないことも分かった」
不吉なのはナグディの言葉が、トランプ政権から聞こえてくるどんな言葉よりも真実味があることだ>
『週刊文春』は今週(9.3)も高市早苗首相叩きの2本。
「高市政権が見捨てても赤根智子ICC所長は屈しない」
「核心証言『陛下のお怒り』天皇と高市首相の『緊迫会談』」
無理やり、何が何でも高市首相を叩こうという、その意図がわからない。
(月刊『Hanada』編集長)