角田裕毅に未来あり!辛口シューマッハが評価一転「キャリア終わり」発言を撤回、2026年残留の可能性示唆
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・ラルフ・シューマッハが角田裕毅の将来を「まだチャンスあり」と修正
・メキース代表のリーダーシップを評価し、角田にも可能性が残ると示唆
・メキース自身も「角田は候補の一人」と発言し、数戦内に判断と明言
元F1ドライバーで辛口解説者のラルフ・シューマッハが、角田裕毅のレッドブルでの将来に関する見解を修正した。わずか数週間前には「角田のキャリアは確実に終わる」と断言していたが、F1アゼルバイジャンGPでの走りを受けて「2026年に向けてまだチャンスがある」と認めた。
■「角田の走りが流れを変える可能性」
シューマッハは『Sky Deutschland』に対し次のように語った。 「バクーでの角田のレースは、状況を変える可能性があると思います。現時点では依然としてイザック・ハジャーが有力だと考えていますが、チームは角田にも興味を持ち続けるかもしれません」
また、レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表の存在も大きいと指摘した。 「メキースは人間的な資質で差をつけられる人物です。彼はユウキ(角田裕毅)のことをよく知っている。数戦前までは、角田もリアム・ローソンも今のチームのシートを失うだろうと考えていました」
■メキースの指導力を評価
シューマッハは、クリスチャン・ホーナーの退任後にチームを率いるメキースのリーダーシップを評価した。 「チームの雰囲気が変わったのが分かります。彼はテクニカルディレクターであり、同時にチーム代表でもある。それこそがF1の未来です」
さらにレッドブルについて「強力なドライバー層を持っている。どんな決断をしても間違いにはならないだろう」と述べた。
■メキース「角田はまだ候補の一人」
当のメキース自身も、角田が十分に選択肢に残っていると語っている。 「ユウキがレベルを上げているのは良いニュースですし、彼はその結果に値します。だからこそ我々も落ち着いていられるのです。ドライバーの速さは消えません。大事なのは自信です。バクーではユウキの自信が非常に高く、力強い走りを見せました」
そして今後の決断のタイミングについても言及した。 「アブダビまで待つことはしませんが、まだ数レースは猶予があります。」
■チャンスはあと3戦か
レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は以前「メキシコGPまで」と期限を明かしており、角田に残されたチャンスは10月のシンガポールGP、アメリカGP(オースティン)、メキシコGPの3戦のみとなる。アゼルバイジャンGPで示した6位以上のインパクトある結果を再び残したいところだ。
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