【虎将トーク】阪神・藤川監督、日本ハム戦前に「誤解のないように、ゲームを執り行うことが監督の責任」 前川昇格時期「私の一存では」

新千歳空港に到着し、バスに乗り込む阪神・藤川球児監督(撮影・水島啓輔)

阪神が2日、日本ハム3連戦に向けて、札幌に移動した。3日からの新庄剛志監督(53)との〟対戦〟を前にした藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り。

ーー交流戦が日本ハム戦で始まる

「さっき日本ハムの公式の動画を見て、新庄監督の会見も見ましたけど、ファンの方も楽しみにしていると思うので、いいゲームができればな、と思いますね」

ーー新庄監督は「日本シリーズだ」と

「球団公式の映像を見たけど、楽しいですね。ホームスチールとかいうことも、現役の時もしていたし、こちらがそういうシーンがあるのか、ファイターズがそういう攻撃をするのか、ということは非常に楽しみでもあります。先攻なのでね。ファイターズは連続でサヨナラゲーム中ですか。公式動画の中にもありましたけど、得点ができていないということを言っていましたから、その作戦を楽しみに、こちらも攻防を繰り広げたいと思いますけど」

ーーパ・リーグ本拠地ではDH制

「当日を楽しみにしてもらえれば、というところになりますね」

ーーDHで使えるコマ出てきた中で交流戦

「明日のゲームまで考えて、答えを出す。これはずっと同じですね。ギリギリまでということはないですけど、ゲーム前ですから、楽しみにしてもらえれば」

ーーヘルナンデスが三塁に入り、佐藤輝と森下のポジションを変えた。ほかにDHを組み込むことも選択肢か

「まあ、選手起用ですからね。この辺りは作戦の一つですから、当日、楽しみにしてもらうということは、これはもうずっとそういう形になると思います」

ーーパの首位との対戦から始まるが、勝つと勢いがつくか

「18試合ですかね、どう言いますかね。ウチにも得意にしている選手もいるだろうけれど、どちらのリーグにもそういう選手はいると思いますから。ある意味で言うと、それが隙にもつながるので、コントロールしながら、ゲームの中で選手たちに力を発揮してもらうか、というところになると思います。得意だから勝てる、不得意だから負けるということは何年も続かないので。選手にとっては、いかに自分で研究していくかが、新しい選手ではない限りは必要になるかな、と思いますね」

ーー日本ハムの印象は

「エスコンフィールドの地ビールがすごくいいですね」

ーー新庄監督の采配を見て感じることは

「通常のゲーム通り行うのか、通常通りのレギュラーシーズンのゲームを行うのか。それともタイガースとするから、新庄監督らしいと言いますか、野球が出てくるのか、という意味では、初戦ですからね、明日が楽しみということになります。ウチも先攻ですから、すべてはその時までになりますね」

ーー新庄監督が藤川監督についていろいろと話していることについて思うところは

「大の仲良しの先輩と言いますか、『本当に楽しみだな』というところですけれど、新庄監督も動画の中で話していますけれど、あくまで選手が主役ということは、僕は当然、元々持っているところですから、それを誤解のないように、ゲームを執り行うことが監督の責任ですから、はい」

ーー長いペナントレースにおける交流戦の位置付けは

「とにかくファンのみなさんに楽しんでもらうことで。そこじゃないですかね。その地域の方に見ていただく機会は限られていますからね」

ーー星勘定は

「みなさんにお任せします。星勘定ですか? どうですかね。昨日も言った通り、振り返るものが何もないので」

ーー前川の1軍最短登録の1日は過ぎた

「ファームの方にいる選手ですからね、私の方での何かというものは特にないですね。下からの報告は、どの選手も共通してやっていることですから。私の一存で何かが(決まったり)、いきなり上げるとかは全く考えていないですね」

ーー復帰を目指している小幡の報告は

「コンディションに関わるので、なかなか言えないですね。リハビリ中の選手ですから。故障を抱えている選手だからこそ言えないこともたくさんあるし、ファームの選手に関しては、ファームからの情報であったり動きが全て関係してきますから」

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