【警戒】京都・嵐山でクマ目撃相次ぐ 紅葉観光に注意 『捕獲しても放せない』クマ対策の現実
(切通 大雅 記者) 京都・嵐山にある渡月橋の近くからお伝えします。 秋の観光シーズンを迎え、今日(27日)もたくさんの観光客で賑わっていまして、まもなく日が沈む時間ですが、まだまだたくさんの人通りが見られます。 クマと見られる動物が目撃されたのは、ここから歩いて15分ほどのところにある世界遺産・天竜寺の北側にある竹林の近くで、こちらでも日中は多くの観光客が訪れていました。竹林といえば約400メートルほどの竹の道が続く京都の観光名所ですが、常にたくさんの観光客で溢れているような状況で、クマが現れると逃げ場もないような場所です。 そのほかクマが目撃された場所は、全てここから車で15分以内の場所で、地元の住民からは、クマの目撃はこれまでもあるが、3日間立て続けに目撃されたということには驚いたという声が聞かれました。 また警察に通報があった時間は、いずれも日暮れから明け方にかけての暗い時間です。警察は注意の呼びかけを強化していますが、嵐山ではこの時期に紅葉のライトアップなどの観光イベントが行われていて、夜間に山あいの地域を出歩く際には特に注意が必要です。◇◇◇◇◇(黒木 千晶 キャスター) 京都では、このような特徴も出てきているということで、こちらご覧ください。
木津川市、過去10年の出没情報を見ていきたいと思います。過去10年出没していなかったんですけれども、今年の出没情報を見てみましょう。すでに30件を超えているということです。(高岡達之 特別解説委員) 当たり前なんですけど、野生動物に県境も自治体の境もありません。北海道で牛をたくさん襲った「OSO18」という大変凶暴なヒグマがいましたが、このクマの移動距離は何十キロも餌を求めて自治体をまたいでいたということもありますので、全く不思議ではありません。(黒木千晶キャスター)
木津川市の方によりますと、奈良県の天理市などでの目撃情報の後にクマの確認が多くなっているということで、奈良の山から来ているのではという指摘があります。なぜ今までいなかった場所にクマが出没するようになったかと言いますと、こちらです。