トランプ氏、DOGE後継組織設立か エアビー共同創業者が主導へ
8月21日、トランプ米大統領は、連邦政府のデジタルサービス刷新などに向けた大統領令に署名した。写真は、米民泊仲介大手エアビーアンドビーの共同創業者ジョー・ゲビア氏。シカゴで2017年撮影(2025年 ロイター/Kamil Krzaczynski)
[21日 ロイター] - トランプ米大統領は、連邦政府機関のデジタルサービスをより効率的にすることを目指す新組織「ナショナル・デザイン・スタジオ」の責任者に民泊仲介大手エアビーアンドビーの共同創業者ジョー・ゲビア氏を任命する方針だ。この計画に詳しい関係筋2人が明らかにした。
21日にこの組織を設立するための大統領令に署名した。
関係筋の1人によると、実業家イーロン・マスク氏がかつてトップを務め、あつれきを生んだ「政府効率化省(DOGE)」を縮小した後継組織と思われる。
連邦人事当局で退職プロセス改革を主導したゲビア氏は「最高デザイン責任者」に任命され、内国歳入庁(IRS)の問題への取り組みが焦点になるという。
ナショナル・デザイン・スタジオがDOGEに取って代わることを目的としているのかホワイトハウスにコメントを求めたが、返答は得られていない。
ゲビア氏にも人事に関するコメントを求めたが、返答は得られていない。
大統領令によると、ナショナル・デザイン・スタジオは政府のウェブサイトなどの「使いやすさと美観」向上を目指す。3年以内に閉鎖される予定だという。
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