「ここで勝てれば残留ができると確信している」 自信みなぎる朴一圭が言葉に力を込めた [J35節 広島戦プレビュー]

宮市亮は軽めのウォーキング調整のみ

冒頭15分だけ公開された前日練習に渡辺皓太の姿がなかった。前節の後半途中に右足を痛めて交代していた。その影響について大島秀夫監督は「少なからずあると思うし、もともと抱えていたものもある。気になる部分があって、どうしていくかを判断していく」と控えめに話した。

欠場を余儀なくされた場合はジャン・クルードか山根陸が喜田拓也とコンビを組むだろう。中盤の底で黒子役に徹していた背番号6の不在は非常に痛い。チームのために泥臭いプレーを厭わない27歳が果たしてきた役割は大きく、若いジャンや山根の真価が問われるシチュエーションかもしれない。

浦和レッズ戦を欠場した宮市亮は軽めのウォーキング調整のみ。トーマス・デンも全体練習には合流しておらず、いずれも起用の目処が立っていない。最終盤にこれだけ負傷離脱が相次ぐ厳しい台所事情だが「みんなでやっていくという気持ちをしっかりと出していくだけだと思う。チームがやっている目標に向けて、100%のメンタルとフィジカルを発揮できるメンバーでやるしかない」(大島監督)。

幸いにしてチームの雰囲気はすこぶる良い。浦和に4-0で圧勝したのは間違いなく追い風になっていて、2試合連続でホームゲームを戦えるのもポジティブな材料だ。

朴一圭は頼もしい言葉とともに明日の試合に臨む。

「もっと守備が堅かったり。対人が強かったり、個の能力が高い相手に対して、どれだけ一枚岩になって力を出して、勝ちに結び付けられるか。ここで勝てれば残留ができると確信している」

 2連勝できれば残留に向けて大きなアドバンテージを得られる。勝負どころの一戦だ。

新副キャプテンのリーダーシップ

今日の練習前にジョルディ・クルークスの副キャプテン就任が発表された。

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