ドジャースが逆王手 山本が好投、佐々木が救援 3勝3敗で第7戦へ
大リーグは10月31日(日本時間1日)、ワールドシリーズ(WS)の第6戦がカナダのトロントであり、2年連続でワールドチャンピオンの座を狙うドジャース(ナショナル・リーグ)が、32年ぶり3度目のWS制覇に挑むブルージェイズ(アメリカン・リーグ)を3―1で破った。
スミスの適時打などで3点を奪い、逃げ切った。
対戦成績を3勝3敗とし、決着は第7戦に持ち越された。
ドジャースの先発投手・山本由伸は6イニングを投げて1失点で、完投勝利を挙げた第2戦に続き勝利投手となった。失点は三回2死三塁から浴びた適時打だけだった。
山本は試合直後のインタビューで「プレッシャーがありましたが、いい結果になることを願って全力で投げました。ランナーをためながらも、低め低めに投げていけた」と話した。
佐々木朗希が3番手として八回から登板。
1死一、二塁のピンチを招いたが後続を断って無失点で耐えた。
佐々木は九回もマウンドに上がり、先頭に死球。続く打者に二塁打を打たれて、無死二、三塁のピンチを招いて降板。
リリーフしたグラスノーが後続を断って無失点で切り抜けた。
ドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者」で出場した。
三回2死二塁で迎えた第2打席は申告敬遠された。
チームは後続スミスの二塁打などで3点を先行した。
大谷は一回の第1打席は空振り三振、五回の第3打席は一ゴロで、八回の第4打席で左中間への二塁打を放った。
WSは7回戦制で4戦先勝方式。
第1戦はブルージェイズ打線がつながり、ドジャースは4―11で逆転負けした。ドジャースの大谷は4打数1安打2打点で、WSでは2009年の松井秀喜(ヤンキース)以来、日本選手2人目となる本塁打を記録した。
第2戦はドジャースが5―1で快勝。先発の山本由伸が、9回を被安打4、8奪三振、1失点と好投。四回以降は走者を1人も許さず、WSで日本選手初の完投勝利を記録した。
第3戦は延長十八回にフリーマンがサヨナラ本塁打を放ち、ドジャースが6―5でブルージェイズを下した。6時間半を超える総力戦のなか、大谷は4打数4安打で2本塁打。4打席連続で申告敬遠される場面もあった。
第4戦はドジャースが2―6で逆転負け。WS初登板となった先発大谷が、三回に逆転2ランを浴びるなど七回途中4失点で負け投手となった。打者としても3打数無安打と抑えられた。
第5戦はブルージェイズが一回先頭から2者連続本塁打で2点を先取。右腕のイエサベージは7回1失点の好投で、WS新人最多記録となる12三振を奪った。大谷は4打数無安打に抑えられた。
第7戦は1日(日本時間2日)にトロントで行われる。
両チームの監督が試合前に記…
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この記事を書いた人
- 安藤仙一朗
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- 高校野球、駅伝
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