【○虎将トーク】阪神・藤川監督、38戦無失点石井に「感情の起伏が出てしまうとダメなので、そっとしておきましょう」「また今度にしましょう」

勝利のハイタッチに参加する阪神・石井大智=京セラドーム大阪(撮影・中島信生)

(セ・リーグ、阪神6ー2ヤクルト、18回戦、阪神11勝7敗、9日、京セラ)阪神が同点の八回に4点を挙げ、連敗を「2」で止めた。四回までに2点を取り合う展開で迎えた八回2死一塁、坂本誠志郎捕手(31)の安打と高寺望夢内野手(22)の四球で塁を埋め、代打木浪聖也内野手(31)が押し出し四球。さらに近本光司外野手(30)の3点三塁打で突き放した。九回を締めた石井大智投手(28)は38戦連続無失点とし、藤川球児監督(45)が2006年に樹立したリーグ記録に並んだ(NPB最長は西武・平良海馬の21年の39試合)。ジョン・デュプランティエ投手(31)は7月20日巨人戦(東京D)以来のマウンドで、5回78球3安打4奪三振1四球2失点(自責1)。八回を三者凡退に抑えた及川雅貴投手(24)が6勝目(3敗1S)。虎将の主な一問一答は以下の通り(成績=62勝39敗2分、観衆=3万6175人)。

★テレビインタビュー編

ーー八回までは1点を争ったゲームを勝ち切った

「本当に選手たちと、球場のファンの方々と球場の雰囲気、ボルテージが上がって一気に相手を押し込めたかな、と。本当にチームとファンが一体となって勝利を呼び込んだゲームになりましたね」

ーー九回2死満塁、代打・木浪でボルテージが上がった

「先ほどの答えの通りですね」

ーー近本は3点三塁打と合わせて4打点

「彼の力だと思いますけど、押して引いてのゲームの流れで、難しいゲームが続いているんですけど、ペナントレースのそういった時期なのかな、と。ハラの中に持って、その気持ちを持ちながら最後、相手を押し切ってくれましたね」

ーーデュプランティエについて

「少しコンディションのところがありましたから予定通りと言いますか、プランの75球あたりで、5回でというところで、ドリス、湯浅、及川、石井とつないでですね、本当によく頑張ってくれていますね」

ーー石井が38試合連続無失点。藤川投手に並ぶ記録になった

「明日から伸ばしてほしいので、大きな声で言えないですけど、非常にうれしいです」

ーー10日に向けて

「自分たちは1戦を取りながら、それでいながら選手の健康状態を把握しながら、その中でファンの方と一緒に戦いながら、満足してもらえるようなエキサイティングなゲームを、と思っています。明日は才木で、頑張ってくれると思います」

★囲み編

ーー九回は4点差でも石井を起用

「もう作っていますからね。ブルペンの中で作っていますから、ああいう時は一気にいってしまった方が、ここまでずっと投げてきていますから、自分たちは今日のこのゲームを取る、と。最後、素晴らしいピッチングで、よかったですね」

ーー38試合連続無失点でセ・リーグ記録

「本当に誇らしいですね。もうその一言で。ただ、彼も道中ですから。しっかりと、冷静に、みなさんに見守っていただきたいな、と。あくまで、何と言うんでしょうね、感情の起伏が出てしまうとダメなので、とにかくそっと。そっとしておきましょう。それなりにやってくれるでしょうね」

ーー6月に頭部に打球が当たったが、そこからも好投

「また今度にしましょう。今はまだその時期じゃないかもしれないのでね」

ーー後輩が記録に並んだことになる

「今の立場では言えないですね。ただ、チームとして非常に誇らしいし、本当にその一言で、また明日からありますから。ダメですよ。やっぱり選手のためにやっていますから」

ーー森下がスタメン復帰

「昨日の代打のヒットがいい意味で効果が出たのかな、と思いますけど、また前向きにやっていってもらえればな、と思いますけど」

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