戸上隼輔 メダル獲得王手!世界10位スロベニアのエースとの死闘を制してベスト8進出【世界卓球】
戸上隼輔 PHOTO:Itaru Chiba
<2025年5月17日(土)~5月25日(日)世界卓球選手権ドーハ大会(個人戦)/カタール>
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5月22日、男子シングルス4回戦で戸上隼輔(23=井村屋グループ/世界ランク30位)がヨルギッチ(26=スロベニア/同10位)を4-3のフルゲームで破って準々決勝進出を果たした。自身初となる世界卓球メダル獲得まであと1勝とした。
世界卓球は3位決定戦(メダル決定戦)がないため準決勝進出(ベスト4)で銅メダル以上が確定する。
3回戦でライバル張本智和(トヨタ自動車)に完勝した戸上。日本男子でただ一人勝ち残った舞台で、ヨーロッパトップ16を3連覇したヨルギッチと対戦した。
世界屈指のバックハンドをもつヨルギッチに、第1ゲームは9-9からバック強打を2本浴びて先制を許す。
2ゲーム目も2-6とビハインドを背負い、戸上は快速ドライブとロングサーブで11-9と逆転で取るが、次は9-7から臆せず攻めたヨルギッチに4連続失点してゲームを奪われる。
第4ゲームはサーブレシーブで優位を築き、いい体勢で強打を続けた戸上が11-4で獲得するも、5ゲーム目は出だしから5連続失点、その後もかみ合わず1-11で失う。
第6ゲームは9-10とマッチポイントを奪われるが、ここから起死回生のフォアドライブ連発で12-10と逆転で奪取する。
最終第7ゲームは2-5とリードされてから、粘り強く攻めた戸上が9-9に並びかける。次の1本をヨルギッチに取られるが、ここから3本連取で逆転し、死闘を戸上が制した。
自身初のメダル決定戦となる準々決勝では、チャン・ウジン(韓国)とモーレゴード(スウェーデン)の勝者と対戦する。
<世界卓球ドーハ 男子シングルス4回戦>戸上隼輔 4-3 ヨルギッチ(スロベニア)
9-11/11-9/9-11/11-4/1-11/12-10/12-10