東洋大の快進撃が止まらない!柏に続き新潟とJ1連破で天皇杯16強進出

[7.16 天皇杯3回戦 新潟1-2東洋大 デンカS]

  東洋大の快進撃はまだまだ続くぞ!16日、デンカビッグスワンスタジアムで行った天皇杯3回戦で、東洋大アルビレックス新潟に2-1で勝利した。

 昨年末に行われた大学選手権(インカレ)を制して天皇杯に初出場している東洋大だが、2回戦では柏レイソルを延長戦の末に2-0で撃破。決勝弾が来季の加入が内定しているDF山之内佑成(4年=JFAアカデミー)のゴールだったことも大きな話題を集めた。

 東洋大のメンバーは柏を破った2回戦からスタメンに変更なし。怪我で直前のアミノバイタルカップを欠場していたFW高橋輝(3年=大宮U18)らも先発に名前を連ねた。対する新潟は直近のリーグ戦からDF早川史哉、DF橋本健人、MF笠井佳祐以外のスタメン8人を変更して決戦に臨んだ。

 東洋大は序盤から互角以上の堂々とした戦いぶりをみせた。前半16分にドリブルでエリア内に入った高橋のシュートや、同24分の右CKの流れからファーサイドで受けたDF岡部タリクカナイ颯斗(1年=市立船橋高)が狙ったシュートはいずれも枠右に外れたが、得点の可能性を感じさせる。

 すると前半アディショナルタイムだった。東洋大は左サイドを突破した山之内のクロスにファーに詰めたFW村上力己(4年=尚志高)が右足に当てて流し込む。この得点シーンに関して新潟の選手やベンチが総出で抗議していたが、得点が取り消されることはなかった。

 しかし後半に入ると一転、新潟が勢いよく攻める。後半4分にはエリア内の混戦をワンツーで抜けた橋本がゴールネットを揺らして同点弾を奪う。さらに同7分には右サイドからのFKで決定機を作るが、これは相手GK磐井稜真の好セーブに弾かれてしまった。

 ただ後半12分だった。東洋大はMF湯之前匡央(4年=柏U-18)がDF森昂大にプレッシャーをかけてバックパスのミスを誘うと、飛び出したGKも冷静に外して再びの勝ち越し弾を奪う。東洋の背番号10が相手の一瞬の隙を見逃さなかった。

 そして試合は落ち着き始める。東洋大は柏戦でダメ押し点を奪ったFW依田悠希や、MF仲野隼斗を投入して試合を終わらせに行く。そうして試合はこのまま東洋大が2-1で逃げ切って終了。後半アディショナルタイムにあった新潟MF長谷川元希が放ったミドルシュートもクロスバーに嫌われた。東洋大が8月6日に戦う4回戦(ラウンド16)へと勝ち上がった。

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