F1オーストリアGP 2025 PU投入状況:3名が新たに降格リーチ

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる公式発表に基づき、2025年F1第11戦オーストリアGPにおける各ドライバーのパワーユニット(PU)投入状況をまとめる。本ページは必要に応じて随時更新される。

レッドブル・リンクは標高が高く、エンジン全開率の高いレイアウトで知られる。オープニングセッションに先立っては、ドライバーズランキング2位のランド・ノリス(マクラーレン)を含む5名が新たなコンポーネントを投入した。

中でも注目されるのは、3名のドライバーの一部コンポーネントが年間上限基数に達した点だ。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は今季2基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)を、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は同じく2基目のCEおよびES(バッテリー)を投入。一方、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は今季4基目のMGU-Kを開封し、いずれもあと1基でグリッド降格ペナルティが科される状況となった。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX ランド・ノリス 3 ルイス・ハミルトン 2 アンドレア・キミ・アントネッリ 2 2 ピエール・ガスリー 3 3 3 4 4 エステバン・オコン 3 3 3 3 4

V6ハイブリッド・ターボ導入12年目の2025年シーズンは、ICE、ターボ、MGU-HMGU-Kが年間に各4基まで、CE及びESが各2基まで、そしてエキゾーストが年間8セットまでに制限されており、超過する度にグリッド降格ペナルティが科される。

パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 1 1 2 L.ノリスNOR 2 2 2 2 1 1 3 フェラーリ C.ルクレールLEC 3 3 3 3 1 2 4 L.ハミルトンHAM 3 3 3 3 1 2 4 レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 2 3 3 2 2 2 4 角田裕毅TSU 3 3 3 3 3 3 5 メルセデス G.ラッセルRUS 3 3 3 3 2 2 3 A.K.アントネッリANT 3 3 3 3 2 2 3 アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 1 1 2 F.アロンソALO 3 3 3 3 2 2 3 アルピーヌ・ルノー P.ガスリーGAS 3 3 3 4 3 3 4 F.コラピントCOL 4 4 4 4 2 2 5 ハース・フェラーリ E.オコンOCN 3 3 3 3 1 1 4 O.ベアマンBEA 3 3 3 3 1 2 4 レーシングブルズ・ホンダRBPT I.ハジャーHAD 2 2 2 2 2 2 4 L.ローソンLAW 5 5 5 4 3 3 5 ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 2 2 2 2 1 1 2 C.サインツSAI 2 2 2 2 1 1 2 ザウバー・フェラーリ N.ヒュルケンベルグHUL 2 2 2 2 1 1 2 G.ボルトレートBOR 2 2 2 2 1 1 2

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