サムスン、折り畳み型スマホ新機種発表 軽量薄型化・AI搭載
7月9日、韓国サムスン電子は、従来機種より薄くて軽い新たな折り畳み型スマートフォンを発表した。写真は「ギャラクシーZフォールド7」。ニューヨークで8日撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
[ソウル 9日 ロイター] - 韓国サムスン電子(005930.KS), opens new tabは9日、従来機種より薄くて軽い新たな折り畳み型スマートフォンを発表した。
「ギャラクシーZフォールド7」の価格は「フォールド6」から5%引き上げて1999ドルとした一方、「ギャラクシーZフリップ7」の廉価版「フリップ7FE」(899ドル)を発表した。
アナリストによると、新機種は折り畳みスマホが抱えるかさばりなど一部の問題に対処している。フォールド7は前機種より10%軽量化され、26%薄くなった。
ただ、価格の高さや使用例の少なさから、折り畳みスマホはニッチな分野にとどまる可能性が高いとみられる。調査会社IDCによると、折り畳み型はスマホ市場全体の1.5%にとどまっている。
サムスンのモバイル部門幹部、崔元俊氏はロイターのインタビューで「人工知能(AI)機能を搭載した折り畳みスマホはユニークで差別化された体験を提供することで主流になる準備ができている」と述べた。
また、サムスンはグーグル(GOOGL.O), opens new tabなど外部パートナーとの連携を深めることでAI分野でリーダーになることを目指していると語った。
サムスンはニューヨークで開いたイベントで、グーグルのAI音声アシスタント「ジェミニ」を搭載したスマートウォッチも発表した。
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