ルーキー都玲華パーオン率100%で10位発進 “焼いた餅”型パターも活躍

◇国内女子◇ヨネックスレディス 初日(6日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)◇晴れ(観衆2367人)

ルーキーの都玲華が4バーディ、1ボギーの「69」でプレーし、ツアー初優勝へ3アンダー10位発進を決めた。前半9番は10mを決めてバーディ。16番(パー3)は6UTで1m、17番は120ydから9Iで2mにつけて連続バーディを奪った。

オデッセイ Ai-ONE Square 2 Square MAX 1の投入を開幕前日の夕方に決めたのも好結果につながった。「餅を焼いてふくらんだ形のやつ。自分の感覚とか“新しい目”が欲しくて。パターに助けてもらいました」と大満足の一本になった。

前週は地元・徳島県で開催された「リゾートトラストレディス」(グランディ鳴門GC36)に出場したが「気合が入り過ぎて」とカットラインに7打及ばない通算8オーバーで予選落ちを喫した。多くの友人らが応援に駆けつけていたが、週末に進むことができず大泣きした。

「悔しいと思ったまま、ずっといる。どうせ消えないし、その気持ちがないとやっていけない。それを大事にしている」。今週に向けては父・英樹さんとショットのアドレスを修正した。「ボールと体をボール2個分ぐらい離したかもしれない」。この日のパーオン率は100%(18/18)を記録した。

「短いアイアンや上りのパットは攻める。メリハリをつけて、いいスコアを出せたら」と4打差逆転へ21歳は気持ちを切り替えた。(新潟県長岡市/玉木充)

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