新Surfaceは妥協か進化か? MacBook Air、iPad Proと比較した結果
純粋なスペックで比較すると、現時点ではAppleの対抗製品が一日の長があると言わざるを得ません。特にディスプレイの性能差は無視できません。 ディスプレイ対決:高精細・多機能なApple、Surfaceは価格で勝負? MacBook AirのLiquid Retinaディスプレイは、60Hzのリフレッシュレートながら2560 x 1664ピクセルの高解像度とHDR対応を実現しています。 iPad Pro 11インチモデルに至っては、Surface Pro 12インチよりも小型でありながら2420 x 1668ピクセルという鮮明な表示に加え、OLEDと最大120Hzの可変リフレッシュレートを備えています(13インチモデルはさらに高解像度)。 パフォーマンス比較:Apple M4チップの優位は揺るがない 処理性能においても、新しいSurfaceのSnapdragonチップは効率的であるものの、最新のiPad ProやMacBook Airに搭載されるAppleのM4チップには及びません。 シングルコア・マルチコア性能ともに差が見られ、パワーユーザーにとってはApple製品がより魅力的に映るでしょう。 冷却方式の違い:ファンレスのPro、ファン搭載のLaptop 冷却方式は、両Surfaceデバイスの大きな違いであり、注目すべき進化点です。 12インチのProは、MacBook AirやiPad Proと同様の完全ファンレス設計となりました。一方、13インチのLaptopは引き続きファンを搭載しています。
結局のところ、PCとMacの比較で常に議論されるように、最終的な選択は「価格」と「性能」のどちらを重視するかによって決まります。新しいSurfaceは、これまで以上に手頃な価格で購入できるようになった一方で、いくつかの点で妥協が必要です。 しかし、今回のMicrosoftの挑戦は、これまで高価格帯が中心だった超軽量デバイス市場に、新たな風を吹き込む可能性を秘めています。予算を抑えたいユーザーにとって、魅力的な選択肢となることは間違いありません。 Surface Laptop 13インチとSurface Pro 12インチは、6月10日から販売開始。 今後の市場の動向から目が離せません。 Source: Microsoft
風見隆(ガリレオ)