メタプラのビットコイン総保有数、上場企業で世界第4位に(あたらしい経済)
国内上場企業で最もビットコインを保有するメタプラネットが、ビットコインの追加購入実施を10月1日に発表した。 今回メタプラネットが追加購入したのは916億6,100万円相当のビットコイン。購入枚数は5,268BTCで、1BTCあたりの平均購入価格は1,739万9,629円とのこと。 これにより同社のビットコイン総保有数は、30,823BTCとなった。なおこの総数の購入価格は4,898億7,000万円で、1BTCあたりの平均購入価格は1,589万3,013円となっている。 なお記事執筆時点でのビットコイン価格は、1,682万1,656円だ(10/1 16:00 コインゲッコー調べ)。 またこれにより上場企業が保有するBTC保有数ランキングでメタプラネットは第4位に浮上した。今回同社は、30,021BTCを保有するビットコインスタンダードトレジャリーカンパニー(Bitcoin Standard Treasury Company)の保有数を超えた。なお第3位は43,514BTCを保有するトゥエンティーワン・キャピタル(Twenty One Capital:XXI)だ(bitcointreasuries.net調べ)。 また2025年の年初来BTCイールドは497.1%を達成したとのこと。BTCイールドは、同社のビットコイン保有総額と完全希薄化発行済普通株式数の比率が比較対象期からどのように増減したかを変化率で表すKPI(重要業績評価指標)である。 メタプラネットは9月17日、米国における新たな完全子会社「メタプラネット・インカム(Metaplanet Income Corp.)」 の設立決議を発表している。 メタプラネットはメタプラネット・インカム設立により、デリバティブ取引をはじめとする収益・キャッシュフロー創出活動を推進するための基盤を強化するという。またビットコインインカム事業を中核事業であるビットコイントレジャリー事業から分離することにより、ガバナンス、透明性およびリスク管理を一層強化するとのことだ。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)