「あの失点はもったいなかった」渡辺剛はファン・ダイク弾に悔い…攻撃参加からの決定機は「いい経験になった」
DF渡辺剛
[6.14 W杯F組第1節 日本 2-2 オランダ ダラス]
攻撃面で可能性を示した。日本代表DF渡辺剛(フェイエノールト)は3バックの右CBとして先発出場。強力な相手攻撃陣と対峙しながら、攻撃参加でチャンスも作った。
2度リードされる展開も、2度追いついて勝ち点1を掴んだ。渡辺は「2失点してから追いつくことはなかなか難しい。だけど、勝ち点1でも掴み取れたことは全体の成長を感じる。今までのワールドカップにはないところだった」と試合を総括する。 自身のプレーには悔しさを露わにした。後半6分、サイドからのクロスをDFフィルヒル・ファン・ダイクに決められた。マークに付いていたのは渡辺だったが、クロスが上がったタイミングで体を押され、体勢を崩されていた。 「体が開くタイミングでプッシュされて(ファン・ダイクが)フリーになった。プレミアリーグでもあの得点はけっこうあって、プッシュも自分の間合いを作るだけのプッシュで、ファウルにならない程度だったので悔しさは残る。自分自身、警戒していた部分でもあったので、本当にあの失点はもったいなかったし、チームの戦い方が大きく変わってしまう失点だったので反省したい」 一方で、攻撃面では決定機を演出した。前半43分、渡邊は右サイド際にいたMF堂安律にパス。すかさずFWコーディ・ガクポを置き去りにして同サイドの深い位置に進入すると、堂安からのパスに反応してクロスを上げ、MF中村敬斗のシュートにつなげた。 対峙したガクポの攻撃力を逆手に取った形だ。「ガクポ選手はたぶん守備が得意ではないし、できるだけ高い位置を取ってカウンターを狙いたいという選手の思考を利用できるときは、僕たちが入っていってもチャンスになるのかなと」。相手の特徴を見ながらタイミングを選び、「チャンスだなと思う瞬間だけ行く」という意識だった。 「これからも色んな相手があるなかで、ああいうオプションは大事になってくると思うのでいい経験になった」。初のW杯にも臆すことなく失敗も成功も経験。最高峰の戦いのなかでさらなる成長を見据えていた。 (取材・文 石川祐介)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集●2026ワールドカップ(W杯)大会日程・テレビ放送▶日本代表の最新情報や取材裏話は『ゲキスタ』で配信中