人気戦略SLG『Hearts of Iron IV』最近のレビュー“圧倒的に不評”に。「トルコ建国の父」をプロフ画像に設定したユーザーを公式DiscordでBANしたことに対する抗議か
2026年で発売から10周年を迎えた、定番の世界大戦戦略シミュレーションゲーム『Hearts of Iron IV(ハーツ・オブ・アイアン4)』。そんな同作がSteamにて低評価爆撃を受け、2026年9月24日現在の「最近のレビュー」が「圧倒的に不評」となっています。
Discordにて「トルコ建国の父」をプロフィール画像に設定したユーザーをBANしたことにユーザーの抗議広がる
『Hearts of Iron IV』今回の低評価爆撃のきっかけは、公式Discordサーバーにて「トルコ建国の父」ムスタファ・ケマル・アタテュルク(参考:Wikipedia)の画像をプロフィールに設定していたユーザーがBANされたことに端を発します。
同Discordサーバーのモデレーターは「アタテュルクは1915年のアルメニア人虐殺に関わっており、論争の的になる人物である」「同サーバーでは論争の的になる人物の画像の使用は許可されない」と主張して、ゲーム内で使用されているアセットの画像は許可されているとしているようですが、該当のユーザーをBANしました。
しかしながら、このBANには批判が殺到しました。Xユーザーのrabitto氏は、この問題を以下のように整理して伝えています。
ムスタファ・ケマル・アタテュルクは憎悪の象徴ではない。トルコの建国者である彼の写真は、それ自体がアルメニア人に対する憎悪を表明したり、他民族を攻撃したりするものではない。
1915年当時、ムスタファ・ケマルはオスマン帝国の政府首脳でも、内務大臣でも、中央政府を掌握する政治指導者でもなかった。彼が1915年のアルメニア人虐殺に関わったとするならば証拠が必要である。
ユーザーのBANに異議を唱えた私たちの主張は削除・追放され、同Discordサーバーは新規加入者を受け付けなくなった。
トルコ人ユーザーがBANされた基準は、他の国籍の同等のユーザーにも同様に適用される基準だったのだろうか?トルコの国家指導者は、同等の外国の国家指導者とは異なり、本質的に正統性を欠く存在として扱われたのだろうか?
トルコの歴史学者であり、自身もParadox社ゲームに数千時間を費やしたヘビーユーザーであるというEmrah Safa Gürkan氏も、「明確な敵意と歴史の歪曲がある」と今回のBANについて非難を行っています。
かくして現状、同作のSteam掲示板にはこの問題に対するスレッドが乱立し、過去30日の最近のレビュー約19,500件のうち高評価率はたったの9%で「圧倒的に不評」という炎上状態に陥りました。はたしてこの問題が解決するときは訪れるのでしょうか。
『Hearts of Iron IV』は、PC(Steam/Microsoft Store)向けに配信中です。
《ライター:ずんこ。,編集:重田 雄一》