Nintendo Switch 2のバッテリー交換可能版が欧州で登場。接着剤廃止など内部構造も変更、日本では販売予定なし

Nintendo Switch 2の交換式バッテリー版が欧州の店頭に並び始め、実機の分解手順と内部構造が明らかになりました。

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従来のNintendo Switch 2は、側面のシールの下に隠された特殊ネジと金属製シールドを外さないとバッテリーに届かず、そのバッテリーも接着で固定されていたため、iFixitの修理性評価は10点中3点で、大容量バッテリーへ換装するには本体フレームの加工まで必要でした。

しかし、2027年2月18日から適用されるEU電池規則では、ユーザーが容易にバッテリーを取り外し・交換できることが求められます。そのため、任天堂は2026年6月に欧州向けNintendo Switch 2と一部の周辺機器を交換式バッテリー版へ順次置き換えると公表しています。

このバッテリー交換可能なNintendo Switch 2は秋頃から投入が進められると見られていましたが、スペインのゲーム系メディアNintendúoが本体を入手し、現行Nintendo Switch 2との差を明らかにしています。

バッテリー交換が可能なモデルは、Nintendo Storeなどオンラインでは交換式版を選んで購入できず、従来版の在庫が尽きた時点で切り替わるとのことです。ただ、店頭で交換式版を見分ける手がかりとして、バーコードの製品コードがOSMで始まることや、シリアル番号が従来版のHAEに対してHLEで始まることが挙げられます。

バッテリー交換可能なモデル 従来モデル

本体側では、通常モデルは内部へアクセスするために左右のJoy-Con 2を外し、その下のシールに隠れたネジを緩める必要があります。一方、バッテリー交換可能なモデルはネジが見えるようになっており、シールをはがすなどの処置が不要になっています。

バッテリー交換可能なモデル 従来モデル

本体内部の構造も若干変更されており、従来モデルでは本体カバーを開けると基板やヒートシンクが剥き出しになっていましたが、バッテリー交換可能なモデルでは基板やヒートシンクを覆うカバーが設けられています。また、バッテリーも従来モデルでは緩衝材と両面テープで固定されており、取り外すにはアルコールなどで接着剤を剥がす必要がありました。しかし、バッテリー交換可能なモデルでは接着剤などは用いられておらず、矢印部分を引っ張るだけで取り外せるようです。

なお、任天堂は交換用バッテリーキットを工具と手順書付きでNintendo Storeで販売する予定ですが、現時点では価格と発売時期は示されていません。

電池を外せる構造にした代わりに、本体単体は401gから411gへ10g、Joy-Con 2装着時は534gから548gへ14g重くなり、バッテリー容量は5,220mAhから5,172mAhへ約1%減りましたが、その他の仕様は据え置きになっています。なお、このバッテリー容量や重量の違いは、電池側にケースと固定機構を持たせた分、同じ外形に収まる容量は減り、質量は増えたと考えられます。

また、このバッテリー交換を可能にする取り組みはNintendo Switch 2 Proコントローラーなどにも及んでおり、バッテリー容量は1,070mAhから897mAhへ約16%減るとのことです。一方でGameCubeコントローラーは500mAhから525mAhへ約5%増えており、筐体内部の余裕などによって、交換式化による容量への影響が異なる可能性があります。ただ、Nintendúoによると任天堂はProコントローラーの連続動作時間を40時間のまま据え置いているため、実際の駆動時間が短くなるかは、新モデルが冬に出回った後の検証待ちとなります。

この交換式版はOSMの製品コードとHLE始まりのシリアルで現行品と分けられており、任天堂の告知もNintendo of Europeの取扱地域に限られています。日本を含むそれ以外の地域への投入は示されておらず、国内での販売予定は現時点で確認できません。

すでに現行版を持っているなら買い替える必要はなく、交換式の利点が効くのは数年後に電池が劣化してからだとNintendúoも評しています。ただ、現時点で日本への投入予定は示されていないため、国内で長く使うつもりなら、電池が弱ってきたときの交換はこれまでどおり任天堂の修理に出す前提で考えることになります。

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