「誰もいない通りが怖い」 ゴーストタウンと化したテヘラン
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【3月4日 AFP】イランの首都テヘランはまるでゴーストタウンのようだ。とどまっている住民たちも、米国とイスラエルの爆撃による新たな爆発を恐れて家に閉じこもっている。
「爆弾がまだ空から降ってくるので、誰もいない通りを歩くのが怖い」と話すのは、33歳の看護師サミレさん。苗字を明かさずにAFPに語った。
テヘランの人口は約1000万人だが、最近は「まるで誰も住んでいないかのように人が少ない」と言う。
市内では、2月28日にイスラエルと米国によるイラン攻撃が始まってから毎日、大規模な爆発が起きている。AFPの記者は3日も濃い灰色の煙が上空に立ち上ったと伝えた。
テヘラン市民のアミールさん(50)は「昨夜は、寝室やリビングの窓からできるだけ離れたアパートの部屋の中央で、頭を守りながら床で寝た。衝撃波でガラスが割れるかもしれないので、安全のためにそうした」とAFPに述べた。
市内に残っているのは「ここで何が起こるかを見届けるために留まるべきだと妻が主張している」と説明した。
被害が最も大きいのは、1日に攻撃を受けた革命防衛隊の本部や省庁、裁判所などがある権力の中心地だ。
別の市民エルナズさん(39)は、警察官の家も攻撃対象となっているため「安全を保つのが難しい」と言う。「私たちはすべての隣人を知っているわけではない」と不安げに話した。
イスラエル軍は2日夜から3日未明にかけて、国営イラン放送(IRIB)が所在する地域の住民に対して攻撃を警告し、避難するようX(旧ツイッター)で呼びかけた。
しかし、インターネットへのアクセスがなく、この警告を見た人はほとんどいなかった。
3日には、地元メディアが市内のメヘラーバード空港や、多くの政府機関がある市の中心部での攻撃を報じた。
市中心部にあるフェルドウスィー広場には、爆発で破壊された建物が並んでいる。
瓦礫の中には、イランの国旗が突き立てられていた。すぐ近くのビルには、土曜日の空爆で死亡した最高指導者アリ・ハメネイ師の巨大な肖像画が、壁一面を覆うように掲げられたままだ。
市内の主要な交差点では、警察官や武装警備隊による車両の抜きうち検査が行われている。