米国株式市場=主要3指数が続伸、週間でもプラス
米国株式市場は主要3指数がそろって上昇し、週間でもプラスを維持した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の外で3月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数がそろって上昇し、週間でもプラスを維持した。物流大手フェデックス(FDX.N), opens new tabが市場予想を上回る決算を発表し、株価は2.1%上昇した。
アップル(AAPL.O), opens new tabも、JPモルガンによる目標株価引き上げを受けて3.2%上昇した。パランティア・テクノロジーズ(PLTR.O), opens new tabやオラクル(ORCL.N), opens new tabも買われ、S&P500のテクノロジーセクター(.SPLRCT), opens new tabを押し上げた。
S&Pの主要11セクターのうち7セクターが上昇した。一方、エネルギー(.SPNY), opens new tabは下げた。
S&P500とナスダック総合指数は3週連続の上昇。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が利下げを実施したことや、今後の金融緩和への期待が相場を支えた。AI(人工知能)関連銘柄への楽観的な見方も上昇要因となった。
一方、小型株指数のラッセル2000(.RUT), opens new tabは一時過去最高値を更新したが、終値では0.71%下落。前日は2021年11月以来の高値で引けていた。
9月は米株式市場にとって歴史的に弱い月とされるが、今年は主要3指数がいずれもプラス圏で推移している。LSEGのデータによると、S&P500は2000年以降、9月に平均1.4%下落している。
その他個別銘柄では住宅建設大手レナー(LEN.N), opens new tabが4.2%下落した。第3・四半期の利益減少と第4・四半期の住宅引き渡し予想の下方修正を受けた。
パラマウント・スカイダンス(PSKY.O), opens new tabは5.9%急伸。ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD.O), opens new tabへの買収提案に関する報道が材料となった。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.43対1の比率で上回った。ナスダックでも値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.42対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は263億3000万株。直近20営業日の平均は174億1000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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