PU交換でグリッド最後尾決定のフェルスタッペン最速。レーシングブルズ勢が絶好調| F1サンパウロGPフリー走行3回目
マックス・フェルスタッペン(Alastair Staley / LAT Images via Getty Images)
F1サンパウロGPのフリー走行3回目が行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)と、3セッション連続でトップ3の顔ぶれが同じとなった。
【リザルト】F1第20戦サンパウロGPフリー走行3回目順位結果
アストンマーティン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソは18番手、ランス・ストロールはERSのトラブルが疑われたためセッション途中でマシンを停め、最下位22番手となった。 FP3開始時刻の気温は31度、路面温度48度という、前日よりもかなり暑いコンディション。上空は曇り空で、路面はドライであった。ただコースの西からは雨雲が近づく中でのセッション開始……セッション中の降水確率は30%との発表であった。 なおセッション開始と同時に、このサンパウロGPの開催契約が5年延長されたことが発表。2035年まで、同地でのF1開催が続くことになった。 またフェラーリの2台はエンジン交換を決断したため10グリッド降格ペナルティが決定。さらにレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、パワーユニット全体を交換したため、グリッド最後尾から決勝レースをスタートすることになった。 序盤に履いたタイヤは全車ミディアム。これでミディアムの残りセット数は、全車1セットとなった。初日に1周も走れなかったアウディのニコ・ヒュルケンベルグは、セッション序盤から精力的に周回を重ねた。 全車がタイムを計測したところで最速タイムをマークしていたのは、フェラーリのシャルル・ルクレール。1分12秒439であった。ただ、初日好調だったアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が僅差の2番手につけていた。「まもなく雨」という情報が各ドライバーにもたらされる中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分12秒284で首位に浮上。直後にはアントネッリもペースを上げ、1分12秒214とした、 このセッション序盤の段階で驚きだったのは、レーシングブルズのリアム・ローソン。アントネッリ、フェルスタッペン、ルクレールに次ぐ4番手につけていた。 なおフェラーリのルイス・ハミルトンは、「エンジンからおかしな振動を感じる」と無線で訴え、ピットに戻った。 アストンマーティンのランス・ストロールは、ERS(エネルギー回生システム)に問題がある可能性が疑われたため、ピットに戻って走行を終了することになった。 各車が一旦ピットに戻ったが、予想されたような雨が訪れることはなく、各車が再びコースイン。タイヤはセッション序盤に使ったミディアムタイヤのままだった。 不具合を訴えたハミルトンもコースインしたが、ピットアウトした直後にエンジンから異音。さらにハミルトンも「煙が出ている」と訴えてピットに戻り、マシンを降りてしまった。交換したばかりのエンジンを搭載していると思われるだけに、少々心配される事態である。 残り20分を切ると、各チームが2セット目のタイヤを投入し始める。いずれもソフトタイヤだ。 ソフトタイヤを履いて一番最初のコースインしたのはメルセデスのジョージ・ラッセル。1分11秒806を記録して、全体トップに立った。ただ初日好調だったランド・ノリス(マクラーレン)が1分11秒753で首位に立つと、アントネッリ、フェルスタッペンが負けじとこれを上回る。結局フェルスタッペンが1分11秒622で首位に立った。 このフェルスタッペンが最終的にこのセッション首位。2番手アントネッリ、3番手ノリスと、3セッション連続で同じ3人がトップ3を占めた。ただこのうちフェルスタッペンは、前述の通りPU交換によって最後尾グリッドからのスタートとなることが決まっているため、優勝争いはアントネッリとノリスの一騎打ちという様相か? 4番手にはラッセル、5番手にはルクレール、6番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)だった。 中団勢最速はレーシングブルズ勢で、アービッド・リンドブラッドが7番手、リアム・ローソンが8番手。今回も好調であり、中団のライバルに大きな差をつけた。アウディのガブリエル・ボルトレトは10番手だったが、レーシングブルズ勢からは0.5秒ほど遅れた。 また今回がデビュー戦のラファエル・カマラ(ハース)は、チームメイトのオリバー・ベアマンを上回る15番手でFP1を終えた。アストンマーティン・ホンダ勢は、アロンソの18番手が最上位。ストロールは前述のとおりERSのトラブルで最下位22番手だった。