パレス10番の直接FK弾、「グエーイが壁から1m以上離れていない」理由で幻に。指揮官は…

【欧州・海外サッカーニュース】クリスタル・パレス(プレミアリーグ)はチェルシーとスコアレスドローに終わった。

プレミアリーグは、クリスタル・パレスのエベレチ・エゼの得点取消の理由を説明した。

17日のプレミアリーグ開幕節でクリスタル・パレスは敵地でチェルシーと激突。鎌田大地が負傷で欠場したこの試合、14分にエゼが直接FKを沈めるも、VARのレビューによって得点は認められず。その後、両チームともになかなかゴールに近づけず、試合はスコアレスドローで終わった。

勝ち点を分け合った一戦で特に注目を集めたのがエゼの得点取消。今夏の去就に大きな注目を集め、この試合を欠場する可能性が浮上するもピッチに立ったクリスタル・パレスMFが力強いシュートでネットを揺らし、チームメイトとも喜びを分かち合っていたが、VARのレビューが行われ、主審のダレン・イングランド氏はオンサイドレビューを実施した。この結果、得点取消となり、レフェリーはその理由を説明。プレミアリーグ公式も『X』にこの理由を投稿した。

「レビューの実施により、アウェーチームの6番(マーク・グエーイ)がシュートが放たれた際に壁から1メートル未満しか離れていなかった。そのため、(チェルシーの)間接フリーキックとなり、ゴールは認められない」

イングランド氏が説明したように、エゼがFKを蹴る際にグエーイはチェルシーの壁の前に立ち、モイセス・カイセドを押してコースを開けようとしていたことが確認されていた。

クリスタル・パレスのオリヴァー・グラスナー監督は試合後に「壁から1メートル離れなければならないことは知っている。みんながやっているようにブロックしようとしたのかもしれないが、明らかにブロックを始めるのが早すぎた。しかし、プレミアリーグはこのような得点を取り消すときには気を付けなければならない。なぜなら、すべての直接フリーキックで壁の周りでブロックが行われているからね。しかし、ルールだから、我々はこれを受け入れなければならない」とコメントした。

関連記事: