ロシア報道官、西側諸国のウクライナ「テロ攻撃」への関与を主張
ロシア外務省のザハロワ報道官は4日、ロシア国内の民間人を標的としたウクライナの「テロ攻撃」に西側諸国が直接・間接に関与しているとの認識を示した。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 4日 ロイター] - ロシア外務省のザハロワ報道官は4日、ロシア国内の民間人を標的としたウクライナの「テロ攻撃」に西側諸国が直接・間接に関与しているとの認識を示した。
ウクライナ保安局(SBU)は3日、ロシアとクリミア半島を結ぶ道路と鉄道の橋「クリミア橋」の水面下の橋脚部分を爆発物で攻撃したと発表した。
ロシアはここ数日の攻撃に西側諸国が関与していると考えているかとの質問に対し、ザハロワ氏は、西側諸国は武器や攻撃目標の座標を提供したほか、こうした攻撃を非難するのではなく、積極的に扇動したと非難。
「これらは、ウクライナ政権による民間人や民間インフラ施設に対するテロ攻撃に関して、西側諸国の直接的・間接的な関与と罪を証明する分野だ」と述べた。
ウクライナは3日に発生したクリミア橋の橋脚部分の攻撃についてはコメントしていない。
トランプ米政権のケロッグ特使(ウクライナ担当)は、ウクライナが週末にロシア・シベリアの軍事基地を攻撃し、核兵器を搭載可能な長距離爆撃機を攻撃したことについて、ウクライナ戦争がエスカレートするリスクが「急上昇」しているとの見方を示した。
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