英ストーンヘンジの原型か 5000年前の木製構造物見つかる

英南西部ウィルトシャー州にある先史時代の遺跡ストーンヘンジ=2016年9月7日/Matt Cardy/Getty Images

(CNN) 英イングランド南西部ウィルトシャー州バルフォードで5000年前の構造物が発見された。この構造物はストーンヘンジの原型だった可能性がある。考古学関連サービスを提供する英企業ウェセックス・アーキオロジーが18日に明らかにした。

120メートル離れて設置された木製の柱2本からなる構造物は、夏至の日の出と冬至の日没の位置に沿って並んでいたとみられ、この並び方はストーンヘンジの石と同じだという。

考古学者のフィル・ハーディング氏が率いるチームは、放射性炭素年代測定技術を使い、その木製の柱が5000年前にくぼみに設置されたことを突き止めた。

ストーンヘンジを背景に写る考古学者のフィル・ハーディング氏(左)と考古学者のフィル・ハーディング氏/Wessex Archaeology/PA

ストーンヘンジで最初の土塁が築かれたのとほぼ同時期で、有名なストーンサークルが設置されたのはそれから500年後のことだった。

「太陽はこうした先史時代の共同体にとって極めて重要で、彼らは夏至の日の出を非常に高い精度で計測し記録することができた」(ハーディング氏)

ハーディング氏はバルフォードで発見した構造物は、かの有名なストーンサークルより500年古いものだと付け加えた。

発見された場所は、ストーンヘンジから5キロの位置にある。

今回のプロジェクトに参加したスカイスケープ考古学者のファビオ・シルバ氏は、古代の空、地形、地平線を復元し、柱が至点に沿って並んでいたことを証明した。

「この発見は、ストーンヘンジを単一の創造物としてではなく、人々と大地と空との間でかわされたはるかに長い対話の一部として理解する一助になる」とシルバ氏は声明で語った。

土器や動物の骨、木炭、加工された火打ち石といった遺物も発見されていることから、この場所に人々が夏至や冬至を祝うために集まっていたことがうかがえる。

構造物が見つかった場所で発見された新石器時代の土器の一部/Wessex Archaeology/PA

声明によると、極めて珍しい円盤状のナイフも見つかっており、太陽の円盤を象徴するものとして意図的にここに置かれた可能性があるという。

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