【卓球】日本は4種目でメダル 戸上&篠塚ペアが64年ぶり“金” 中国は4種目で優勝も男子は群雄割拠
女子ダブルスでは、張本美和選手・木原美悠選手のペアが銅メダルを獲得。世界ランク1位で臨んだ大藤沙月選手と横井咲桜選手のペアはメダルをかけた準々決勝で韓国ペアに屈しました。
男子ダブルスでは、戸上隼輔選手と篠塚大登選手のペアがこの種目日本勢64年ぶりの金メダルを獲得。中国ペアを2組破り、第1シードのフランスペアに勝利して勝ち上がった台湾の高承睿選手と林昀儒選手のペアを決勝でフルゲームの末に下しました。
混合ダブルスでは、吉村真晴選手と大藤沙月選手のペアが銀メダルを獲得、メダルをかけた準々決勝では、1年4か月国際大会で無敗だった世界ランク1位の林詩棟選手・蒯曼選手の中国ペアを下しました。吉村選手は2017年に石川佳純さんと金メダルを獲得して以来、8年ぶりのファイナリスト。10歳差の大藤選手と躍動しました。
今大会、中国勢は4種目で金メダルを獲得。女子シングルス決勝は孫穎莎選手が王曼昱選手をフルゲームで破り、大会連覇を飾りました。日本勢は張本美和選手、早田ひな選手、大藤沙月選手もベスト8まで勝ち上がり、準々決勝は全カードで『日本vs中国』が実現。伊藤選手が高い壁を突破し、メダルをつかみました。混合ダブルスでは、世界ランク1位の中国ペアは屈しましたが、決勝で王楚欽選手と孫穎莎選手の中国ペアが日本ペアにリベンジ。2人はこの大会3連覇で、パリオリンピック金メダルに続いて、ビッグタイトルとなりました。一方、男子では波乱も。シングルスでは、世界ランク2位の王楚欽選手が初制覇。準優勝となったブラジルのカルデラノ選手は南米初のメダル獲得でした。3位には世界ランク1位の林詩棟選手との同士打ちに勝利した中国の梁靖崑選手、メダルが確定する準々決勝で戸上隼輔選手を破ったスウェーデンのモーレゴード選手が入り、前回大会は中国勢がベスト4を独占しましたが、欧州と南米の2選手が食い込みました。
男子ダブルスでは、中国ペアの2組が高承睿選手と林昀儒選手の台湾ペアに敗退。中国の男子ダブルスは、直近でも2021年大会の準決勝で優勝したスウェーデンペアに敗れており、今後も群雄割拠の争いとなるのでしょうか。