タカラバイオ、農研機構と高病原性鳥インフルエンザのウイルス検査工程を簡便化する前処理試薬を共同開発し発売
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【プレスリリース】発表日:2025年10月02日
核酸精製不要な前処理試薬を発売
高病原性鳥インフルエンザ検査のさらなる簡便・迅速化に貢献
タカラバイオ株式会社は、農研機構 動物衛生研究部門と、高病原性鳥インフルエンザ(注)のウイルス検査工程を、より簡便化する、前処理試薬「AIV Pre-Solution」(研究用試薬)を共同で開発しました。本製品は10月2日より発売します。
本製品は、高病原性鳥インフルエンザウイルス検出系において、鳥の気管スワブやクロアカ(総排泄腔)スワブからウイルスの核酸を簡易(粗)抽出するための試薬です。スワブ試料と本製品を混合後、室温で10分間静置することで、粗抽出液を簡単に取得することができます。本製品により得られた粗抽出液を以下の当社製品と組み合わせて使用し、PCRによる検査ができます。
(1)AIV RT-qPCR Mix&Primer/Probe(H5/H7eu/M/H7am/IC)(製品コードRC260A)
(2)AIV Positive Control DNA(製品コードRC266A)
本製品は作業工程・検査時間を短縮し、誤操作の防止にも寄与することにより、遺伝子検査のさらなる簡便・迅速化に貢献することが期待されます。なお、本製品は農林水産省「安全な農畜水産物安定供給のための包括的レギュラトリーサイエンス研究推進委託事業」のうち、課題解決型プロジェクト研究「新たな感染症の出現に対してレジリエントな畜産業を実現するための家畜感染症対策技術の開発」の成果を活用しています。
当社は、さまざまな細菌やウイルスのPCR検査キットを基礎研究、産業分野向けに販売しています。今後もPCR検査の迅速・簡便化につながる技術、製品の開発を進め、食品衛生などの産業分野へPCR技術の利用を拡大していきます。
(注)高病原性鳥インフルエンザ
高病原性鳥インフルエンザウイルスによって引き起こされる家きんの疾病で、鶏において高い致死率を示します。
また、野鳥にも感染することがあります。本疾病は、家畜伝染病予防法により「家畜伝染病」に指定されています。
【製品概要】※本製品は研究用試薬です
・製品名 : AIV Pre-Solution
・製品コード : 9840
・容量 : 50回
・希望小売価格(税別) : ¥25,000
*以下は添付リリースを参照
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/697595/01_202510021742.pdf
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