ビットコイン、6月以来初の10万ドル割れ──暗号資産の調整局面悪化(CoinDesk JAPAN)
ビットコイン(BTC)は11月4日、コインベース(Coinbase)、ジェミナイ(Gemini)、クラーケン(Kraken)など、少なくともいくつかの主要な取引所で10万ドルを下回り、より広範な暗号資産(仮想通貨)市場の調整の中で6月末以来の最低価格を記録した。 しかし、その価格を下回った動きには少なくとも多少の買い注文が入り、ビットコインは数分以内に10万1300ドルまで反発した。 時価総額最大の暗号資産であるビットコインは現在、わずか1カ月前に記録した12万6000ドルを超える史上最高値から、20%以上下落している。 また、暗号資産の歴史の中でおそらく最大の清算イベントであり、ビットコインを1日で12万ドルを超える水準から10万3000ドルにまで押し下げた10月10日の暗号資産フラッシュクラッシュ時を下回る安値を記録した。 フラッシュクラッシュ後の数週間で、11万ドルを超える反発は即座に売りに直面し、回復の試みは不発に終わってきた。 最近の売り要因としては、先週の米連邦準備制度理事会の予想外にタカ派な姿勢が挙げられる。ジェローム・パウエルFRB議長や、ますます多くのメンバーが、12月のさらなる利下げへの期待を後退させている。 ビットコイン価格が最近苦戦している状況は、株式市場や(つい最近までは)金市場で記録的な上昇が続く中で発生しているため、強気派にとって特に苛立たしいものだ。 しかし4日は、ナスダックが2%下落、金が1.6%下落するなど、資産が全面的に売られている点が注目に値する。 上昇時には相関せず、下落時には完全な相関を示す。ビットコインにとって厳しい秋となっている。 |翻訳・編集:山口晶子|画像:CoinDesk|原文:Bitcoin Plunges Below $100K for First Time Since June as Crypto Correction Worsens
CoinDesk Japan 編集部