武蔵小杉病院にサイバー攻撃 患者1万人の個人情報流出 身代金150億円「応じない」

日本医科大学武蔵小杉病院 谷合信彦院長 「我々の病院に来た患者様たち、それからその家族の皆様に大変なご不安・ご迷惑をおかけしていることを心からおわびしたい。本当に申し訳ございませんでした」  日本医科大学武蔵小杉病院は、開院から90年近い歴史があり、救命救急センターがある災害医療拠点病院です。  病院が異変に気づいたのは、9日午前2時前、ナースコールに起きた不調でした。 日本医科大学武蔵小杉病院 塚田弥生副院長 「病棟のナースコールの病室の名前が表記されない、あるいはナースコールが鳴らない、こういったことが確認された。調べたところ、今回の発覚に至った」  この時にはすでに、ナースコールシステムのサーバー3台が外部からの攻撃を受けていました。  情報漏洩(ろうえい)が確認されたのは、患者の氏名や住所、電話番号や生年月日など、およそ1万人分の個人情報です。カルテやクレジットカード情報の流出は確認されていません。

塚田副院長 「サーバーを調べた時にテキストファイルが残されていた。“情報は暗号化して搾取したので解除するシステムが欲しければ相当額のお金を支払うように”」  要求された身代金は、1億ドル、日本円にして152億円。病院側は「毅然とした態度で臨む」として身代金は支払わず、神奈川県警に被害届を提出しました。 塚田副院長 「ただ、ナースコールに保存しているデータとしては(1万人分は)多いという印象を持っている。本当にデータはそこからだけ抜かれたのか、他のサーバーにもランサムウェア(身代金要求型ウイルス)が入ったかどうかということは、まだ確認されていない」  病院は影響が広がらないよう攻撃を受けたサーバーを遮断。現在はナースコールの代わりに看護師が病室を回るなどして通常通りの診療を行っています。  ランサムウェアによる攻撃を巡っては去年、アサヒグループホールディングスやアスクルが同様の被害を受けています。 (2026年2月14日放送分より)

テレビ朝日

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