Anthropic、AIが雇用を奪う職種の特定に新手法を開発…最も影響を受ける職業は?(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN)

アンソロピックのエコノミストは、AIが労働市場をどのように変えるのかを追跡する新たな手法を開発した。彼らの分析によれば、AIの利用は大規模言語モデルの持つポテンシャルを十分に引き出す段階にはまだ至っていないという。大方の予想通り、最も影響を受けやすい職業としてコンピュータープログラマーが挙げられた。 アンソロピック(Anthropic)のエコノミストが発表した調査レポートによると、AI(人工知能)の利用は、労働市場に激変をもたらすほどのポテンシャルを発揮する段階にはまだ程遠いという。 【全画像をみる】Anthropic、AIが雇用を奪う職種の特定に新手法を開発…最も影響を受ける職業は? 彼らが開発した新たな指標を用いた分析の結果、AIの影響を受けやすい職業として、コンピュータープログラマー、カスタマーサービス担当者、データ入力係、医療記録の専門職、市場調査アナリストおよびマーケティング専門職が上位に挙げられた。 レポートの筆者であるマキシム・マッセンコフ(Maxim Massenkoff)とピーター・マクローリー(Peter McCrory)は、こうしたAIの影響を受けやすい職種においても、AIはこれまでのところ失業率に大きな影響を与えていないと記している。ただし、これらの分野における若年層の採用が鈍化している可能性を示唆する証拠があるとも指摘している。 Our measure, "observed exposure," compares the tasks LLMs are theoretically capable of to the tasks people actually use Claude for at work.We find that actual usage is far from reaching theoretical capability. pic.twitter.com/cnbkRNMu26 — Peter McCrory (@PeterMcCrory) March 6, 2026 マッセンコフとマクローリーはまた、法廷での弁論など、AIには実行できない業務や職種そのものも存在すると記している。 「もちろん、樹木の剪定や農機具の操作といった農作業から、法廷での依頼人の代理といった法的業務に至るまで、多くのタスクがいまだAIの及ばない領域にある」 この調査レポートの核心は、AIによる雇用代替リスクを測定する新たな手法の提案にある。この手法は、Claudeの実際の利用データに加え、理論上はAIが実行可能と考えられる業務など、さまざまな要素を組み合わせて評価するものだ。 アンソロピックは、全米各州およびワシントンD.C.におけるClaudeの利用実態を「アンソロピック経済指数」として公開している。こうした取り組みによって、経済的混乱の兆候をリアルタイムでより確実に把握し、「雇用の置き換えが目に見える形で現れる前に、最も影響を受けやすい職種を特定する」ことを目指している。 「この手法は、AIが労働市場を再構築するあらゆる経路を網羅するものではない。しかし、意味のある影響がまだ現れていない段階でこうした基盤を整えておくことで、将来の研究では、事後的な分析よりも信頼性高く経済的混乱を特定できるようになることを期待している」とアナリストらは記している。 彼らが「観測された曝露(Observed Exposure)」と呼ぶこの指標は、AIが理論上は代替または補完できる業務のうち、実際に大規模言語モデル(LLM)が実際にそれらの業務を担うまでにどれほどの隔たりがあるのかを示している。 「例えば、Claudeが現在カバーしているのは、『コンピューター・数学』分野における業務全体のわずか33%にすぎない」

Brent D. Griffiths

BUSINESS INSIDER JAPAN
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