【○虎将トーク】阪神・藤川監督、貯金10での交流戦に「振り返る要素は私自身がまだない」「こうです、ああですと言える状況ではない」
(セ・リーグ、広島0ー8阪神、12回戦、阪神8勝4敗、1日、マツダ)カード3連勝を飾った阪神が両リーグ最速の30勝に到達した。森下翔太外野手(24)と佐藤輝明内野手(26)が今季2度目のアベック弾。一回1死二塁、11試合&48打席ぶり本塁打を放った森下に対し、佐藤輝は八回2死一、二塁、7試合&32打席ぶりアーチを右翼席に運んだ。九回には近本光司外野手(30)、中野拓夢内野手(28)の連続適時打で3点を追加した。6回⅓を投げて無失点のD1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=は自身3連勝で4勝目(1敗)を挙げた。伊原の後を継いだ湯浅京己投手(25)は1死満塁の窮地を脱出。直後の攻撃で佐藤輝の13号3ランが飛び出し、通算100本塁打まで、あと3本とした。チームは11度目の無失点勝利。カード3連勝は今季3度目で、最多貯金を「10」とした。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=30勝20敗2分、観衆=3万2052人)。
ーー一回、森下の先制2ランが勢いをもたらした
「そうですね、この3戦目は非常に大きいですからね。初回から森下がいいバッティングをしてくれました」
ーー伊原も七回途中無失点で持ち味を出した
「そういうことでしょうね。坂本もよく引っ張っているし、前半戦をいい状態で、といいますか。交流戦まで、新人ながらよくやっていると思います」
ーー前戦に続いて湯浅がピンチで仕事をした
「そうですね、はい。やっぱり経験がありますからね。その辺りが、マウンド上でのやるべきことをよく知っているなあ、と。起用する側からしても使いやすいというか。素晴らしい能力を発揮してくれています」
ーー八回の佐藤輝の一発
「ファンの方も楽しいでしょうし、いいホームランじゃないですかね」
ーー3連戦は、この日の九回を除いた全て回の先頭を切って優位に進められた
「キャッチャーがよくリードしたということでしょうね。投げた投手もそうですけど。あとは、守備ももちろん絡んでいると思いますけど、全体として締まった形でゲームができたということになると思いますね」
ーー次からは交流戦。30勝一番乗りで、貯金10。振り返って
「振り返る要素は私自身がまだないということで。これから交流戦のことを考えていくということに尽きますね」
ーーチーム作りはイメージ通りに進んでいるか
「交流戦が明けると、これまで行われていた、出ていた選手たちは、全球団で変化も出てきますから。自チームも含めてですね。なかなか『こうです、ああです』と言える状況ではないか、と。交流戦に向けて、ということが、チームも非常に強いので、まだまだその時期ではないかな、と思います」
ーーブルペンの駒などは
「足りていないですね」