使わなくなった機能も多いけど。これだけはマジで使える「PixelのAI機能」3選

Image: Generated with Dall-E 3

スマホのAI機能、使ってる?

Pixel 9シリーズやiPhone 16シリーズなど、AI機能を目玉にしたスマホが続々と登場しています。ただ、ぶっちゃけ全部が全部本当に使える機能かと聞かれれば、微妙...。

GoogleのAI、Geminiを搭載したPixel 9シリーズを買った人の中にも、期待してたのに結局使わなくなっちゃったって人も多いんじゃないでしょうか。

しかし、そんな人にこそ伝えたい。実は、使い倒せばマジで生活変えてくれる"使えるAI機能"、ちゃんとあるんです。

今回は筆者が実際に使っている、Pixel 9スマホのAI機能をご紹介します

Geminiについて紹介した過去の記事はこちら↓

YouTube動画を要約してくれる

情報収集の効率、めちゃくちゃ上がりました。

調べ物をしたり、何かを学んだりする方法、最近変化してきてませんか? 昔まではWebページからの情報収集が主だったかと思いますが、今は動画って人増えてるんじゃないでしょうか。

情報量が多い動画はインプットに最適ですが、一定時間見続けなければならなかったり、内容の検索が難しかったりする側面もあります。

そんな壁をGeminiはぶち破ってくれるんです。Geminiにお願いすれば、YouTubeの動画の内容を、テキストで要約してくれます。

要約だけではありません。要するに、動画の内容について調べられるということです。特定のトピックについて話していた動画の再生位置を抜き出してもらったり、動画内で紹介していたものをまとめてもらったり、外国語の動画を日本語で要約してもらったり。あらゆるお願いに対応してくれます。

たとえば、投資について動画で勉強するケースを思い浮かべてみましょう。今やたくさんの解説系YouTubeチャンネルがありますから、膨大な動画を一つ一つ見ていくのは大変。まずは複数の動画の内容を要約してサクッと掻い摘みながら、必要な情報を探していくなんてことができます。

ギズモードのYouTube動画で試してみました。以下が、要約をお願いした際のGeminiの回答です。要点を整理し、該当箇所の再生位置もまとめてくれています。

対象動画↓

この動画では、ギズモードの網藤さんが、自身のイヤホンに対する価値観が変わるほど印象的だった3つのイヤホンを紹介しています。

テクニクスのEAZ100 [00:40]:音質が非常に高く、音楽の細部までクリアに聞こえる一方で、情報量が多すぎて長時間聴くと疲れる可能性があるため、必ずしも音質が良ければ良いというわけではないという価値観の変化があったと述べています。

BeatsのPowerbeats Pro 2 [03:33]:ワークアウト用でフックが付いているため、運動時だけでなく、一時的にイヤホンを外したい時にも首にかけておける便利さに気づき、フックの有用性に対する認識を改めたと語っています。

SteelSeriesの Arctis Game DAC [07:07]: ゲーミングイヤホンで、低遅延を実現するために2.4GHzのドングルを使用する点が特徴です。Bluetooth接続よりもドングル接続の方が手軽で便利であると感じ、ワイヤレス接続に対する考え方が変わったと述べています。

やり方は簡単。YouTube動画を開いたら、Geminiを立ち上げると出てくる「動画について質問する」を選んで、相談するだけ。

これも、Google系サービスと深く連携しているGeminiだからなせる技。

画面上のコレ何?を教えてくれる

言葉にできないことも、質問できます。

質問したいことがあっても、文字にするのが難しいときってありますよね。

たとえば、SNSで見かけた有名人。誰なのか気になるんだけど、名前を知らない or 思い出せないから検索のしようがない。そんなとき、画面に映っていることを、Geminiに教えてもらうことができるんです。

聞きたいことが表示されている画面を開いたままGeminiを起動し、「画面について質問する」を選んで、質問しましょう。すぐに答えてくれます。

Pixelを使い始めた当初、何度もこれにお世話になりました。もともとiPhoneユーザーだった私は、初のAndroidで戸惑うことばかり。使い方や、画面上の謎のアイコンまで、即座にGeminiに質問→解決できてすごく便利でした。

調べ物が、格段に速くなりますよ。

メールの返信を作ってくれる

メール返信しなきゃ、のしんどさがゼロに。

Gmailにも、Gemini機能が統合されています。おかげでGeminiが、自分の代わりにメールの返信文を作ってくれるんです。

メール文の作成は、ほかのAIチャットサービスで行なっている人も少なくないかもしれません。ただこれが便利なのは、Gmailの機能になっているところです。

Gmailの画面上に、Geminiのマークがあるのでタップすると、メールを要約してくれたり、メールの内容をもとに次に自分がやるべきことをまとめてくれたりします。

このうち、返信を提案してもらう機能を使うと、返信文入りの、新規返信メールを立ち上げてくれます。チャット形式で、返信文を修正することもできます。

実際に使っていて、メール文章をゼロから作る作業が一番腰の重い作業だったんだなと気付かされました。生成された文章、たしかに多少の調整は必要になることもありますが、文章のベースはできているので、次に進むのがすごい楽になるんですよね。

これで、気が乗らずにメールが溜まっちゃうこともなくなるかも?

PixelのGeminiは、Googleが作っているだけあって、各種サービスとAIが深く統合されているのがいいところ。

ちゃんと各サービスに適したAI機能が用意されていて、サービスごとの連携もデザインされています。

この3つの機能を使うだけでも、Pixelを今以上に便利に使えると思いますよ!

Image: 小野寺しんいち

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